先生!投資には興味があります。でも分からないことだらけです!
最初から全てを理解して始めた人はいないですからご安心を。それで、どんな事が分からないですか?
はい!え〜と、何がわからないのかも分かりません。
なるほど。それではまずはざっくりと投資初心者が知るべきことを紹介していきます。まずは完全に理解できなくてもいいのですら〜と確認していきましょう。深堀はその後。
超わかりやすい投資の基本
投資と一口に言ってもその形は多岐にわたります。株式投資、債券投資、不動産投資、そして近年人気の暗号資産(仮想通貨)まで、幅広い選択肢があります。
しかし、これらを深く理解することなく投資を始めると、失敗のリスクを高めてしまいます。初心者は、ポートフォリオを組むなど有効な戦略を立てましょう。
ちょっと待ってください。「ポートフォリオ」ってなんですか?なんで、投資の人って、わざとこういう難しい言葉を使うんですか?調子に乗っているんですか?素人は黙ってろってことですか?こういうのが私のやる気をぐんぐんうばっていくんです。
そんなつもりはないと思いますが、大丈夫です。このサイトではそういう言葉を噛み砕いて紹介していきます。ただ、こういう言葉に少しずつ慣れて行くことで、情報を得やすくもなりますので頑張りましょう。
本当ですね?信じていますよ?
ポートフォリオとは「書類入れ」という意味があります。ここでいう書類はそれぞれの「金融商品(株など)」。ポートフォリオはその「書類入れ」です。どれくらいの配分で金融商品の具体的な銘柄へ投資するかという組み合わせのことです。
さっぱりわかりません。
なるほど。では例えを変えましょう。食事でバイキングに行った時に、FIREくんはどんな食べ物をとりますか?
私は健康を考えているので、「ご飯」「みそ汁」「サラダ」「肉類」でまとめます。
良いですね。それがFIREくんが組んだ、バイキングでの健康を考えた「ポートフォリオ」です。それぞれのメニューが「金融商品(株式など)」で、最終的にFIREくんのテーブルにならんだ組み合わせが「ポートフォリオ(資産構成)」ということです。
なるほど
これが毎回、肉だらけのポートフォリオだったらどうなりますか?
健康リスクがあります。体臭も出てきます。
同じように投資にもリスクがあります。自分がこれだと決めた種類「だけ」に投資をした場合、その資産が下落した時に資産がなくなってしまいます。だから初心者こそしっかりと考え、リスクを分散するためにポートフォリオを組みましょうということです。
あ、デザートもポートフォリオにいれておきます。
本ガイドでは、このようにできるだけわかりやすく、投資の基本から具体的な戦略まで、初心者が知っておくべきポイントを解説します。
投資の種類
投資を始めるにあたり、まず理解すべきは投資の種類です。まずは名前だけでも聞き流しておきましょう。
- 株式投資
- 債券投資
- 投資信託
- 不動産投資
- 外貨預金・FX(外国為替取引)
- コモディティ投資
- 仮想通貨投資
- プライベートエクイティ投資
- ソーシャルレンディング・クラウドファンディング
- インデックス投資
- 直接投資(株式・不動産など)
- ロボアドバイザーによる自動運用
- 確定拠出年金(401kなど)
- グリーン投資(環境に配慮した投資)
投資の種類と特徴、リスクをまとめた記事はこちら↓
などがあり、代表的なものはやはり「株式投資」です。ここでは企業の一部を所有する形で資産を増やす方法を指します。
また「債券投資」は、国や企業から発行される債券を購入し、定期的な利息収入と償還時の元本返済を目指します。「不動産投資」は、物件を購入し賃貸収入や売却益を得る手法です。
おお!じゃあ私はビットコインに掛けてみます!
投資をギャンブルのように考えるのは危険です。落ち着きましょう。
落ち着きます!
それぞれ特徴が異なり、リスクも負うため、自分の目的やリスク許容度に合った投資先の選定が重要です。
投資の基本概念
投資とは、将来的な収益を目指して資金を配分する行為です。株式、債券、不動産など多様な投資手段が存在し、それぞれに特徴があります。投資を始める際に重要なのは、自己の財政状況、リスク許容度、投資目的を理解することです。この基礎を押さえることで、有効な投資戦略を立てることが可能になります。市場の動向を分析し、情報を基に意思決定を行う能力も、成功するためには欠かせません。
将来のための資産形成ではありますが、リスクもあるのでしっかり学びましょうということです。
利益を出すための心構え
投資で利益を出すためには、冷静かつ合理的な判断が求められます。市場は予測不可能な要素によって動くため、短期間での大きな利益を目指すよりも、長期的な視野を持つことが大切です。また、失敗を恐れず、それから学ぶ姿勢も重要です。多くの成功した投資家は、失敗を経験しながらも、それを次の成功につなげています。継続的な学習と、柔軟な思考が投資で成功するための鍵となります。
持っている株の値段が下がったら、怖くなってすぐに売りたくなってしまいます。
気持ちはわかるのですが、「価値が下がり始めたから慌てて売る」などを繰り返すのではなく、なが〜く(数十年単位)保有することを意識してください。
投資の始め方
投資を始めるためには、正しい手順を踏むことが大切です。まずは基本的な知識を身につけ、自身の投資目的やリスク許容度を明確にしましょう。そして、少額からでも始めやすい投資方法を選び、実際の投資に踏み出すことが推奨されます。投資の世界は奥が深く、始め方一つとっても様々なアプローチが存在します。
まずは日々の生活の「出て行くお金」「入ってくるお金」「余っているお金」「最低限残すべきお金」をまとめましょう。
投資前の準備
投資を始める前には、財政状況の整理、目標設定、リスク許容度の把握が不可欠です。初心者は特に、失敗を避けるために小額、例えば5000円から試みることが有効です。またNISAなどの税制優遇措置を利用することで、税負担を抑えながら投資を行えます。投資にあたっては、何から始めるべきか、どの金融商品が自分に適しているかを理解し、計画的に進めることが成功の鍵となります。
儲かるかどうかリスクのある投資でやっと儲けたのに、その利益の20%を税持っていかれるなんて悔しいですよね。
許せません!!
だから多くの投資家はNISA口座を作り、その非課税枠を使って投資をしているんです。
絶対にそうします!NISA枠でビットコインを買います!
買えません。詳しくは別の機会に。
投資先の選び方
投資先を選ぶ際には、自身の投資目的とリスク許容度を考慮することが重要です。安定して利益を得たいのであれば、国債や社債など安全性の高い投資先を選択するのがおすすめです。昨今ではパッケージ商品(ETF)である「S&P 500」なども人気です。コロナ禍では一時落ち込みましたが、長期的にみれば右肩上がりの商品です。
一方、高いリターンを求める場合は、株式や不動産投資が適していますが、それに伴うリスクも高くなります。始めるにあたって、多様な投資商品を比較検討し、自分に最適な投資を見つけ出すことが大切です。
資産運用の戦略
資産を効率よく増やすためには、適切な投資戦略を立てる必要があります。長期間に渡る投資と、複数の投資先に分散させることが、リスクを軽減しつつ安定したリターンを目指す基本となります。
私は長期投資かつ分散投資をおすすめしていますが、自分の投資目的に合った戦略を立てましょう。
長期投資の魅力
長期投資の大きな魅力は、時間を味方につけることで、短期的な市場の変動に左右されず、着実な資産増加を狙える点にあります。特に、複利の効果を最大限に活かすことができるため、初心者にとっても始めやすい戦略の一つです。何十年という長期にわたり、小さな投資が大きな利益に変わる可能性を秘めています。
分散投資の重要性
投資リスクを管理する上で、分散投資は欠かせません。一つの投資先に集中するのではなく、株式、債券、不動産、金など異なる資産クラスに分散することで、特定の市場の下落が資産全体に与える影響を抑えることができます。特に投資を始めたばかりの時期には、リスクを広げることで、大きな損失を避けることが可能です。
この会社絶対くる!全額ここにぶっ込みます!競馬も一点掛け派です。
その場合、その馬がレース中に故障した時に大きなリスクを背負いますよね?
はい、泣き崩れます。
投資も同じなんです。一社ではなく複数に分散投資することでリスクを軽減できます。
投資初心者が始めるべき商品の選び方
株式投資の基礎知識
株式投資は企業の一部を所有することで、その成長から利益を得る方法です。利益は配当や株価の上昇によって実現します。この投資方法の魅力は、高いリターンを期待できる点にありますが、その一方で、企業業績や市場環境に左右されやすくリスクも伴います。初心者が株式投資を始める際には、市場の基本を学び、少額から始めることが推奨されます。また、分散投資によりリスクを管理することが大切です。
債券投資とは何か
債券投資は、政府や企業が資金を調達する目的で発行する債券を購入し、定期的な利息収入(クーポン)と、債券の償還時に本体価格を受け取ることで収益を得る投資法です。信用リスクが低いものから高いものまで幅広く存在し、リスクの低さから安定した収益を期待できる投資とされます。しかし、金利の変動による価格変動リスクや発行体のデフォルトリスクには注意が必要です。債券投資を選択する際には、その特性をしっかりと理解することが重要です。
債権とは、国が投資家からお金を借りる際に発行する証明書です。「債券を購入する」ということは「国にお金を貸す」ということです。
国にお金を貸すって、なんかカッコいいですね!
投資信託のメリットとデメリット
投資信託は、多くの投資家から資金を集め、プロのファンドマネージャーが様々な投資商品に分散投資することにより収益を目指す仕組みです。投資初心者にとってのメリットは、少額から多様な投資が可能であり、専門の運用管理を受けられる点です。一方、デメリットとして、運用に関する手数料が発生すること、ファンドマネージャーの判断や市場環境に左右されるリスクがあることが挙げられます。投資を考える際には、これらのメリットとデメリットを十分に理解した上で選択することが大切です。
投資信託、良いですね。私みたいな素人は、結局プロに丸投げした方が無難かも。
「プロに任せた=確実に利益」ではないこと、さらにプロが無料でFIREくんのために動いてくれるわけがない(手数料がかかる)ことを忘れずに。
ETF入門
ETF(上場投資信託)は、株式や債券などのバスケットに投資する投資信託であり、証券取引所で株式のように売買されます。分散投資や流動性の高さ、低い管理費用が利点とされます。特に、指数に連動する形で運用されるETFは、市場全体の動きを捕捉することができ、初心者にも取り組みやすい投資商品です。リスク管理の観点からも、ポートフォリオにETFを加えることは有効な戦略の一つと言えます。
ETF?先生!何を言っているのかさっぱりわかりません!
例えるならば、新しいマンガと出会いたい時に、本屋で「なんとなく決めた単行本を1冊買う」か「いろいろ入っている少年ジャンプを買う」かです。単行本はそれが偶然好みのマンガだったときに大当たりですが、少年ジャンプはたくさんのマンガをちょっとずつ読むことができます。
少年ジャンプにあるマンガは集英社の厳しい審査を通っているので信頼できます。
その点もポイントです。集英社(投資で言えば投資のプロ)が選んだ作品(株の銘柄)がいろいろ読める少年ジャンプ(ETF)を買って、好みでないマンガにお金を払うリスク(投資の失敗)を下げるということです。
少年マガジンも面白いのでおすすめです!
REIT(リート)で不動産投資を始める
REIT(不動産投資信託)は、不動産への直接投資を行わずに、不動産ビジネスからの収益を得ることができる投資商品です。多様な不動産に分散投資することでリスクを抑え、資産運用が可能になります。REITの配当収入は比較的安定しており、長期的な投資に適しています。ただし、不動産市場の変動や利回りの変化による影響を受けるため、投資を行う際には市場動向を注意深く観察する必要があります。運営元の不動産投資法人が倒産したり、上場廃止になったりするリスクがあります
リスク管理
投資はリスクとリターンが表裏一体です。成功を目指す一方で、失敗の可能性も常に念頭に置く必要があります。リスク管理のためには、自己資金の範囲内で投資を行い、過度な負債を避けること、さらに分散投資を心がけることが基本です。また、市場の動向を常に把握し、柔軟な戦略調整を行うことも重要です。
リスクとリターンの関係
リスクとリターンは投資の世界において不可分の関係にあります。一般的に、リターンの可能性が高い投資にはリスクも高く、その逆もまた真です。投資をする際には、自身のリスク許容度を把握し、それに応じた投資商品を選ぶことが重要です。長期的な視点で市場の変動に対処し、リスク管理に努めることで、望ましいリターンを目指すことが可能となります。投資経験を積むことで、リスクとリターンのバランスを取るスキルが磨かれます。
投資おすすめアプリ
現代ではスマートフォン一つで投資情報を収集し、実際の取引を行うことができます。おすすめの投資アプリには、初心者から上級者まで幅広く利用できるものが数多く存在します。これらのアプリは、使いやすさ、情報提供の豊富さ、取扱い金融商品の多様性などによって選ばれることがおすすめです。投資の知識を深め、資産運用を行う上で、最適なツールを見つけることが成功への近道となります。
- moomoo証券
- PayPay証券
- 楽天証券iSPEED.
- SMBC日興証券アプリ
- SBI証券 株 アプリ
- WealthNavi(ウェルスナビ)
- トラノコ
- THEO(テオ)
- ferci.
- STREAM.
- WealthNavi.
- 日経平均AI予測 GROWN.
- FISCO AI.
- Stock Magnitude.
- じぶん銀行スマートフォンアプリ
このあたりはまた別途紹介しましょう。
投資初心者がおさえるポイントまとめ|賢い投資戦略の立て方
それでは最後に、投資初心者の方へ賢い投資戦略の立て方を紹介します。繰り返しの部分もありますが、大切なことなのでおさらいも込みでお付き合いください。
賢い投資戦略を立てることは、資産を増やし将来の安定を図る上で極めて重要です。市場の変動性、自身のリスク許容度、投資期間など複数の要素を考慮しながら、適切なバランスを見つけ出す必要があります。このプロセスには、綿密なリサーチと計画が不可欠です。
リスク管理の基本
リスク管理は賢い投資戦略の核心をなします。総資産のうち、どの程度をリスクの高い投資に割り当てるかを決める際に、投資家は自身の財務状況、年齢、投資期間、そしてリスク耐性を考慮すべきです。市場は予測不可能な要素を多く含んでいるため、投資額の大部分を一箇所に集中させるのではなく、損失の可能性を最小限に抑えるために、資産を多様な投資手段に分配します。
分散投資の重要性
分散投資はリスクを管理し、収益性を向上させるための重要な戦略です。異なる資産クラスや地理的地域に投資することで、一部の市場が不調でも他の市場の利益がそれを補うことができます。例えば、株式、債券、不動産投資などに分散することで、市場の変動に強いポートフォリオを構築できます。賢明な投資家は常に分散投資の原則を念頭に置き、一つの市場や資産クラスに過度に依存するリスクを避けます。
リスク許容度の把握
投資において、自身のリスク許容度を正確に把握することは欠かせません。これは、市場の変動に対してどれだけの変動を耐えることができるか、そしてそのリスクが投資目標に与える影響を理解することを意味します。リスク許容度は、年齢、収入、資産、将来の収益目標などに基づいて個々に異なります。適切なリスク許容度を知ることで、投資家は不必要なストレスを避け、市場の波に動じることなく長期間にわたって投資を続けることができます。
投資先の選び方
投資先を選択する際には、企業の財務状況、産業の成長性、経済的環境など、多岐にわたる要素を評価する必要があります。成功を収めるためには、綿密なリサーチが不可欠です。財務レポート、業界動向、市場分析などを通じ、投資先企業の潜在能力を見極めます。また、リスクとリターンのバランスをしっかりと把握し、自分の投資戦略と目標に合致する資産を選定することが重要です。
つみたて投資の利点
つみたて投資は、小額から始めて定期的に投資を行い、長期的な資産形成を目指す方法です。この戦略の最大の利点は、コスト平均効果を利用して市場のタイミングリスクを減らすことができる点です。市場価格が高い時には少ない量を、低い時には多く買うことで平均購入コストを下げ、長期的には収益性を高めることができます。つみたて投資は、特に投資初心者にお勧めできる戦略の一つです。
長期投資の戦略
長期投資は、時間を味方につける戦略です。短期的な市場の波に惑わされず、長期的な成長と収益を目指します。企業の株式やインデックスファンドへの長期的な投資は、複利の力を活かし、大きなリターンを得る可能性があります。長期投資の鍵は忍耐力です。短期的な市場の変動に動じず、堅実な企業や資産に対する信頼を保持しながら、長い目で投資成果を待つことが成功への道です。
だいぶ理解できることが増えてきましたが、まだまだです。これから頑張ります。
今回は初めてですから、言葉などに慣れる意味でも読み流していただいで大丈夫です。少しずつ頑張っていきましょう。それでは。