フェローテックとは?【半導体製造装置を支える世界トップクラスの部材メーカー】
「半導体製造装置に欠かせない真空部品・石英・セラミックス・SiC部材を手掛ける、日本を代表する半導体素材メーカー。」
フェローテック(Ferrotec Corporation)は、1980年設立の半導体関連メーカーです。
証券コードは6890で、東証プライム市場に上場しています。
主な事業は、
- 真空シール(磁性流体シール)
- 石英製品
- セラミックス製品
- CVD-SiC製品
- シリコンウエハー
- 半導体製造装置向け部材
- サーモモジュール
- パワー半導体基板
などです。
最大の特徴は、
「半導体製造装置の『縁の下の力持ち』として、世界中の半導体メーカーを支えていること」
です。
FP評価
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| おすすめ度 | ★★★★★ |
| 初心者向け | ★★★☆☆ |
| 長期投資 | ★★★★★ |
| 値上がり期待 | ★★★★★ |
| 配当期待 | ★★★☆☆ |
| 値動きの大きさ | ★★★★☆ |
1分で分かる結論
フェローテックはこんな人におすすめです。
- 半導体関連株へ投資したい人
- AI・データセンター関連銘柄を探している人
- 半導体製造装置メーカーを支える企業に注目したい人
一方で、
- 景気の影響を受けにくい銘柄を探している人
- 高配当だけを重視する人
には注意が必要です。
フェローテックは、AI時代の半導体設備投資拡大の恩恵を受けやすい企業です。
フェローテックってどんな会社?
フェローテックは、もともと磁性流体(フェロフルイド)技術を活用した真空シールメーカーとしてスタートしました。
現在では、
- 半導体製造装置部材
- 石英製品
- SiC部材
- シリコンウエハー
- パワー半導体基板
など幅広い半導体関連製品を展開しています。
製造拠点は中国を中心に、日本、マレーシアなど世界各地へ展開しています。
なぜ今、フェローテックが注目されるのか?
理由は、
「AI向け半導体需要の拡大によって、半導体製造装置への投資が増えているため」
です。
AIサーバー向けGPUやHBM(高帯域幅メモリー)の増産には、新しい半導体工場への投資が必要になります。
その工場では、
- 真空シール
- 石英部材
- SiC部材
- シリコン部材
など、フェローテック製品が数多く使われています。

フェローテックが成長すると考えられる5つの理由
① AI向け半導体設備投資
AIブームにより、世界中で半導体工場への投資が続いています。
設備投資が増えるほど、フェローテック製品の需要も拡大する可能性があります。
② SiC(炭化ケイ素)関連
同社はCVD-SiC製品も展開しています。
SiCは次世代パワー半導体や半導体製造装置向け部材として注目されています。
③ シリコンウエハー事業
半導体の材料となるシリコンウエハー事業も拡大しています。
生成AI向け需要の増加は、中長期的な追い風となる可能性があります。
④ 中国市場での強み
中国では半導体の国産化が進められています。
フェローテックは中国で大規模な生産体制を持ち、この需要を取り込める可能性があります。
⑤ 事業の多角化
半導体だけでなく、
- 電子部品
- サーモモジュール
- パワー半導体基板
など幅広い分野へ事業を展開しています。
注意したい3つのリスク
① 半導体景気の影響
半導体設備投資が減速すると、業績も影響を受ける可能性があります。
② 中国リスク
製造拠点の多くを中国に持つため、地政学リスクや米中関係の影響を受ける可能性があります。
③ 設備投資負担
大型投資を積極的に行っており、需要が想定を下回ると利益率低下につながる可能性があります。
こんな人におすすめ
✅ AI関連株へ投資したい人
✅ 半導体製造装置関連企業へ投資したい人
✅ 日本の素材・部材メーカーに期待する人
FPの見解
フェローテックは、日本株一覧では、
- 東京エレクトロン → 半導体製造装置
- SCREENホールディングス → 洗浄装置
- 信越化学工業 → 半導体材料
- フェローテック → 半導体製造装置向け部材・素材
という位置付けです。
魅力は、
- AI向け設備投資の恩恵
- 真空技術で世界トップクラス
- SiC・石英・セラミックスなど幅広い製品群
- シリコンウエハー事業
- 世界規模の生産体制
です。
一方で、半導体設備投資の波や中国リスクには注意が必要です。
フェローテックは、「AI・半導体時代を支える製造装置部材メーカー」として、中長期で注目したい日本企業の一つです。
