スターシップ打ち上げが直前で中止

FIREくん:
「先生、スターシップの打ち上げ延期でSpaceXの株価が大きく下がりました。勘弁してくれー。4株も持ってるのにー。」

先生:
「はい。打ち上げは発射直前まで進みましたが、エンジンの異常を検知して自動的に中止されました。」
2026年7月16日(現地時間)、SpaceXはスターシップ13回目の試験飛行を予定していました。
しかし、スーパー・ヘビー・ブースターの33基あるラプターエンジンの一部が正常に始動せず、安全システムが作動して打ち上げは自動中止となりました。イーロン・マスクCEOは「ラプターエンジン2基を交換し、来週にも再挑戦する」と説明しています。
株価はIPO価格を下回り上場来安値に

FIREくん:
「延期だけで、そこまで株価が下がるんですか?ゆるせない。」

先生:
「今回はスターシップが会社の将来を担う存在だからです。」
SpaceX株は時間外取引で下落し、その後も売りが続き、
IPO価格135ドルを割り込み、上場来安値を更新しました。
上場直後には220ドルを超える場面もありましたが、現在は大幅に調整しています。
なぜスターシップが重要なの?

先生:
「スターシップはSpaceXの未来そのものと言われています。」
スターシップは、
- 次世代Starlink衛星の大量投入
- NASAアルテミス計画
- 火星探査
- 軌道上AIデータセンター構想
など、多くの事業の中核を担う大型ロケットです。
さらに、完全再利用が実現すれば打ち上げコストを大幅に下げられると期待されています。
投資家が警戒したポイント
今回の延期自体は技術開発では珍しいことではありません。
しかし市場では、
- 上場後初めてのスターシップ試験飛行だった
- スターシップ開発の遅れが長期化する可能性
- 高い株価バリュエーションへの警戒
などが重なり、利益確定売りが加速しました。
さらに、今後予定されているロックアップ解除によって、社員や初期投資家の売却が増える可能性も意識されています。

むー。売るな関係者。
AI関連株の調整も影響
今回の下落はスターシップだけが原因ではありません。
同時期には、
- NVIDIA
- 半導体株
- AI関連銘柄
にも利益確定売りが広がっており、市場全体がリスク回避の動きとなっていました。
そのため、SpaceXにも売り圧力が強まりました。
来週にも再挑戦へ
SpaceXは、
原因となったラプターエンジンを交換したうえで、
来週にも再度打ち上げを実施する方針を示しています。
もし成功すれば、市場心理が改善する可能性もあります。

なら、買い時と捉える人もいそうですね。
FPの見解

FIREくん:
「スターシップ1回の延期が、こんなに株価へ影響するんですね。」

先生:
「それだけ市場はスターシップの成功を重要視しているということです。」
現在のSpaceXは、
- ロケット
- Starlink
- AIインフラ
- 宇宙輸送
など複数の成長分野を持っています。
その中でもスターシップは、**将来の収益拡大を支える”中核プロジェクト”**と位置付けられています。
今回の延期は短期的には株価の重荷となりましたが、開発段階では試験延期や中止は珍しくありません。
投資家としては、一時的な株価変動だけでなく、スターシップ開発が計画通り前進しているかどうかを長期的な視点で見極めることが重要になりそうです。
