
先生、投資をしている友人が、「JT-日本たばこ産業」はいいよと言っていたのですが、いま日本は禁煙の波もきているし、タバコを吸う人はどんどん減っているのに、なにが良いんでしょうか?

いい疑問ですね。結論から言うと、
成長株としての将来性は強くないが、投資対象として成立する理由はある
というタイプです。

成長株として将来性が強くないのに、んーーー、詳しく教えてください。
■ まず前提:本数は減っている(これは事実)
日本たばこ産業(JT)は
- 日本 → 喫煙者減少
- 世界 → 長期的には減少傾向

なので、「タバコが増えるから成長する会社」ではないこれはその通りです。

え、じゃあやっぱりダメじゃないですか。
■ じゃあなぜ買われるのか?
ポイントはここ👇
「本数」ではなく「利益」で見るビジネス

ピンとこないと思うので順に説明しますね。

まったくピンときてないんでお願いします。
① 値上げができる(これが最重要)

タバコは特殊で、
- 中毒性がある
- ブランド依存が強い
ので、本数が減っても値上げでカバーできる。
実際JTは定期的に値上げしています。
👉
- 本数 ↓
- 単価 ↑
→ 利益は維持 or 増える

たしかに、私の友人の喫煙者も、昔から吸っていて、値段が上がるたびに文句言ってますが、結局いまでも吸ってます。税金も上がってますし、大変そうですね。
② 海外事業が強い

JTは日本企業ですが、実は利益の大半は海外です。

えーーー、そうなんですか?

特に
- ロシア
- 欧州
- 新興国
などで売っています。
👉 日本だけ見て「終わり」と判断するのはズレます。
③ 超高配当(ここが人気の理由)

JTが推される一番の理由はこれ👇
- 配当利回りが高い(5〜7%前後になることも)
- キャッシュフローが安定
つまり、
「株価の成長」ではなく「配当収入」目的

あー、なるほどそれは私も保有したくなるかもです。
④ 景気に強い(ディフェンシブ)
タバコは
- 景気が悪くても売れる
- 需要が急に消えない
👉 不況でも比較的安定
■ じゃあJT株にリスクは?

もちろんあります👇
① 規制リスク
- 増税
- 広告規制
- 販売制限
👉 これは常にある
② 長期的な縮小産業
- 若者は吸わない
- 健康志向
👉 長期ではじわじわ縮む
③ ESGで嫌われる
- 機関投資家が買わないことも多い
👉 株価の伸びは抑えられやすい

なるほど。
■ キオクシアとの対比が面白い

いま話題のキオクシアと比較してみると面白いですよ。かなり対照的です👇
| キオクシア | JT | |
|---|---|---|
| 成長性 | 高い(AI) | 低い |
| 安定性 | 低い | 高い |
| 値動き | 激しい | 比較的穏やか |
| 配当 | 低め | 高い |

ほんとだ、めっちゃ真逆!なのに両方人気って、なんか不思議ですね。
■ JT株まとめ
JTはこういう銘柄👇
❌ 成長を買う株ではない
⭕ 安定収入(配当)を買う株
FIREくんの感覚は正しくて、
「タバコ減ってるのに大丈夫?」
→ 成長株として見るとNG
でも
「配当マシンとして見る」
なら成立する、という話です。

先生、よくわかりました!

