AI時代は「半導体」だけじゃない?注目されるデータセンター関連株

先生、最近SNSで「ダイキン工業」「三機工業」「高砂熱学工業」が話題になっています。
AI関連株って半導体だけじゃなかったんですか?

いいところに気が付いたね。確かにこれまでは
- NVIDIA
- キオクシア
- 東京エレクトロン
など、半導体メーカーがAI関連株の主役だった。
でも最近は、AIを動かすための「インフラ」に注目が集まっているんだ。
AIはとにかく熱くなる
生成AIが普及したことで、世界中でAIデータセンターの建設が進んでいます。
しかし、AIサーバーには大きな問題があります。
それが「熱」です。
最新のAIサーバーは大量のGPUを搭載しているため、稼働すると非常に高い熱を発生させます。
もし十分に冷却できなければ、
- 性能が低下する
- 故障しやすくなる
- サーバーが停止する
といったトラブルにつながるため、冷却設備は欠かせません。
これから伸びるのは「冷やす技術」
AIデータセンターでは、
従来の空調設備だけではなく、
- 液体冷却(Liquid Cooling)
- 高性能空調
- 熱交換器
- 冷却配管
- 空調制御システム
などの需要が急速に高まっています。
つまり、
AIの普及が進めば進むほど、「冷やす会社」の活躍の場も広がる可能性があるということです。
なぜ今、注目されているの?
AIブームの初期は、
「GPUを作る会社」
に資金が集まりました。
最近では、
「GPUを動かすために必要な設備」
にも投資家の関心が広がっています。
そのため、
空調設備や建築設備を手がける企業の株価にも期待が集まるようになりました。
SNSでは「次のAI関連株」として紹介されることも増えています。

なるほど!
AIって半導体だけじゃなく、
「冷却設備」まで必要なんですね。

その通り。
AIデータセンターは、
半導体・電力・空調・建設設備
すべてがそろって初めて稼働する。
だから最近は、
「AIインフラ関連株」
という新しいテーマが注目されているんだ。
AIデータセンター関連で注目の3銘柄をFPが解説

先生、AIデータセンター関連株が注目されている理由は分かりました!
でも、どうして
- ダイキン工業
- 三機工業
- 高砂熱学工業
この3社なんですか?

共通しているのは、
「AIデータセンターを支える設備」を得意としている会社
という点なんだ。
それぞれ特徴が違うから、一社ずつ見ていこう。
ダイキン工業
世界トップクラスの空調メーカー
ダイキン工業は、家庭用エアコンのイメージが強い会社ですが、
実は世界最大級の空調メーカーとして知られています。
近年はAIデータセンター向けの大型空調や冷却システムにも力を入れており、海外市場でも事業を拡大しています。
注目される理由
AIサーバーは非常に高温になります。
そのため、
- 大型空調設備
- 液体冷却システム
- エネルギー効率の高い冷却技術
への需要が世界的に増加しています。
ダイキン工業は、この分野への投資や開発を積極的に進めており、AI関連銘柄としても注目されています。

エアコンの会社だと思っていました。
AIとも関係あるんですね!

そうなんだ。
家庭用エアコンよりも、
巨大なデータセンター向け空調設備
の市場が今後さらに拡大すると期待されているんだよ。
三機工業
建物の「中身」を作る設備会社
三機工業は、
建物そのものではなく、
建物の中にある設備工事を得意とする会社です。
例えば
- 空調
- 給排水
- 電気設備
- 配管
などを手掛けています。
AIデータセンターでは、
巨大な冷却設備や配管工事が必要になるため、
設備工事会社への期待も高まっています。
注目される理由
AIデータセンターは、
建物だけ完成しても稼働できません。
内部には
- 空調設備
- 電源設備
- 冷却配管
などを設置する必要があります。
その工事を担う企業として、
三機工業にも注目が集まっています。

建設会社とは少し違うんですね。

そう。
建物を建てる会社というより、
建物を動かせる状態にする会社
と考えると分かりやすいよ。
高砂熱学工業
空調設備のスペシャリスト
高砂熱学工業は、空調設備工事の国内大手企業です。
- オフィスビルや病院
- 工場
- 半導体工場
- データセンター
など、
高度な空調技術が必要な施設を数多く手掛けています。
注目される理由
AIデータセンターでは、室温を安定して保つことが重要です。
さらに最近では、
電力消費を抑えながら冷却できる技術も求められています。
高砂熱学工業は、省エネ技術や高性能空調設備を強みとしているため、
今後も需要拡大が期待されています。

冷やすだけじゃなく、
電気代まで考える必要があるんですね。

その通り。
AIデータセンターは、
冷却コストが運営費の大きな割合を占めるから、
省エネ技術も重要なんだ。
3社を比較すると?
| 企業 | 強み | AIとの関係 |
|---|---|---|
| ダイキン工業 | 世界トップクラスの空調メーカー | 大型冷却システム・液体冷却 |
| 三機工業 | 建築設備工事 | データセンター設備工事 |
| 高砂熱学工業 | 空調設備工事 | 高性能・省エネ冷却設備 |
3社とも「AIそのもの」を開発する企業ではありません。
しかし、
AIを支えるインフラ企業という共通点があります。
AI市場が成長するほど、こうした設備会社にもビジネスチャンスが広がる可能性があります。
第2のキオクシア?

先生、SNSでは「第二のキオクシア」なんて言われていますよね?

確かにSNSではそうした表現も見かけるね。
でも、そこは少し冷静に考えよう。
キオクシアは半導体メーカーだから、AI需要が直接業績につながりやすい。
一方で、
ダイキン工業や三機工業、高砂熱学工業は、
AIデータセンターの建設や設備需要の拡大によって恩恵を受ける可能性がある企業だ。
短期間で急騰するかどうかは誰にも分からないけれど、
AI時代を支えるインフラ企業として、中長期で注目する価値はあるだろうね。
ダイキンだけじゃない!AIデータセンター関連で注目される日本株

先生、AIデータセンター関連株って、
空調設備だけじゃないんですね?

その通り。
AIデータセンターを建設するには、
実はたくさんの企業が関わっているんだ。
最近SNSなどで話題になっている会社を紹介していこう。
古河電気工業
世界トップクラスの光ファイバーメーカー
AIデータセンターでは、サーバー同士が膨大なデータを高速でやり取りしています。
その通信を支えるのが光ファイバーケーブルです。
古河電気工業は、世界でも高いシェアを持つ光ファイバーや通信ケーブルを製造しています。
注目ポイント
- AI通信量の急増
- データセンター建設ラッシュ
- 高性能光ファイバー需要
こうした流れから、長期的な需要拡大が期待されています。
フジクラ
AIブームで最も注目された電線株の一つ
フジクラも、光ファイバーや電線を得意とする企業です。
最近はAIデータセンター向け需要への期待から、株価が大きく上昇し、市場でも話題になりました。
強み
- 光通信技術
- 超高速ケーブル
- データセンター向け配線
AIサーバー同士を高速で接続するため、今後も需要拡大が期待されています。

そうか、AIは通信ケーブルも必要ですね。

そうなんだ。
GPUだけあっても、データが送れなければAIは動かない。
だから、通信インフラ企業もAI関連株なんだよ。
SWCC
電力ケーブルの需要拡大に期待
SWCCは、送電線や産業用ケーブルを製造しています。
AIデータセンターでは、一般的な工場よりも大量の電力を使用します。
そのため、高性能な送電設備や電力ケーブルの需要も増えています。
注目ポイント
- データセンター向け送電設備
- 電力インフラ整備
- 国内外の設備投資
電線株の中でも、AI関連として注目される機会が増えています。
住友電気工業
世界的な総合電線メーカー
住友電工は、日本を代表する総合電線メーカーです。
事業は非常に幅広く、
- 光ファイバー
- 電力ケーブル
- 自動車部品
- 半導体関連材料
などを展開しています。
AIデータセンターでは、通信・送電の両面で恩恵を受ける可能性があります。

住友電工って、
AIだけじゃないんですね。

そう。
実は、事業が幅広い会社ほど、
一つの業界が不調でも他で補える強みがある。
初心者には安心材料になることも多いよ。
古河機械金属
データセンター建設需要にも注目
古河機械金属は、建設機械や産業機械などを手掛けています。
AIデータセンターが増えれば、当然ながら建設需要も増える可能性があります。
直接AIを開発する企業ではありませんが、インフラ整備という面で期待する投資家もいます。
AI関連株は「役割」で見ると分かりやすい

ここまで紹介した企業を、
役割ごとに整理するとこんな感じだよ。
| 分野 | 主な企業 |
|---|---|
| 半導体 | キオクシア、東京エレクトロンなど |
| 空調・冷却 | ダイキン工業、高砂熱学工業 |
| 建築設備 | 三機工業 |
| 光ファイバー | 古河電気工業、フジクラ |
| 電力インフラ | SWCC、住友電気工業 |
| 建設関連 | 古河機械金属 |
こうして見ると、
AI市場は一社だけでは成り立たないことが分かります。

最初は「AI=半導体」だと思っていました。でも、
データセンター一つ作るだけでも、こんなに多くの企業が関わっているんですね。そして、投資家たちはもうすでにそれを織り込んでいると。

その通り。
だから投資家は最近、「AI関連株」から「AIインフラ関連株」へと視野を広げ始めているんだ。
ただし、SNSで話題だからという理由だけで飛びつくのは危険だよ。
株価は期待だけで大きく上昇することもあれば、期待が外れれば大きく下落することもあります。
業績や将来性を確認しながら、長期目線で投資を考えることが大切です。
AIデータセンター関連株は買い?

先生、結局この3社って買いなんですか?
SNSでは「第二のキオクシア」なんてかなり盛り上がっています。

その気持ちはよく分かるよ。
でも私は、「テーマで買う」のではなく、「企業で買う」という考え方をおすすめしている。
AIデータセンター関連というテーマは魅力的だけど、それだけで株価が上がり続けるわけではないからね。
なぜ今、AIデータセンター関連が注目されているの?
生成AIの普及によって、世界中でデータセンター建設ラッシュが続いています。
AIサーバーは従来のサーバーよりも、
- 消費電力が大きい
- 発熱量が非常に多い
- 24時間稼働する
という特徴があります。
そのため、
「サーバーを冷やす会社」
の需要が急激に増えています。
例えばダイキン工業は、NTTデータと共同でAIを活用したデータセンター向け冷却最適化ソリューションの実証を開始するなど、この分野への投資を加速しています。
このテーマで注目される企業
今回紹介した企業を整理すると、
| 企業 | 期待されるポイント |
|---|---|
| ダイキン工業 | 世界トップクラスの空調技術・液冷対応 |
| 三機工業 | データセンター設備工事 |
| 高砂熱学工業 | 大型施設・省エネ空調 |
つまり、
AIそのものではなく、AIを支えるインフラ企業という位置付けになります。
AIデータセンター関連株|投資するならどう買う?
パターン① 安定重視
- オルカン 70万円
- ダイキン工業 30万円
世界全体へ投資しながら、
日本のAIインフラにも少し投資する方法です。
パターン② 日本株中心
- ダイキン工業
- 三機工業
- 高砂熱学工業
3社へ均等投資。
テーマ全体へ分散できます。
パターン③ 長期投資向け
- ダイキン工業
- JX金属
- 富士通
- NEC
- 日立製作所
以前紹介した
- AIデータセンター
- 半導体
- インフラ
を組み合わせたポートフォリオです。
SNSだけを信じるのは危険

でもSNSを見ると、「○倍になる!」「第二の○○!」って毎日流れてきますよ。

もちろん当たる人もいる。
でも、SNSは
- 短期売買
- 注目集め
- 煽り
も非常に多い世界なんだ。
実際、「第二のキオクシア」という表現がSNSで拡散されているものの、多くは個人投稿であり、将来の株価上昇を保証する根拠ではありません。
企業の
- 売上
- 利益
- 成長性
- 配当
まで確認して初めて投資判断になる。
AIデータセンター関連株は長期では期待できるテーマ
AIは、今後10年以上続くテーマとも言われています。
その中でも
- データセンター
- 電力
- 冷却設備
- 半導体
は恩恵を受ける可能性があります。
だから私はテーマ自体は面白いと思っています。
ただし、株価は一直線には上がりません。
何度も調整を繰り返しながら成長していくでしょう。
AIデータセンター関連株によくある質問
Q. 今から買っても遅い?
A. AI関連株全体では値上がりした銘柄も多いですが、データセンター投資は今後も続く見込みです。長期目線で少しずつ投資する方法も選択肢になります。
Q. 一番初心者向きなのは?
A. 企業規模や事業の幅広さを考えると、ダイキン工業は比較的初心者にも調べやすい企業です。一方で、株価だけではなく業績やバリュエーションも確認することが大切です。
Q. 「第二のキオクシア」を狙うべき?
A. 「○○の次に来る」という言葉だけで投資するのはおすすめできません。同じテーマでも、企業ごとに事業内容や収益構造は大きく異なります。
まとめ|AIデータセンター関連株

なるほど。
「AIが伸びる」ではなく、
「AIを支える会社が伸びる可能性もある」
という考え方なんですね。

その通り。
最近は生成AIばかり注目されるけれど、実際に利益を得るのは
- 空調会社
- 設備会社
- 電力会社
- 半導体メーカー
かもしれない。
話題だけではなく、企業そのものを見て投資することが大切です。
