SpaceX株がついにIPO価格を下回る

FIREくん:
「ちょ、先生、SpaceX株がIPO価格を割ったってSNSで話題になっています。
勘弁してくださいよ、私、4株も持ってるんですから。楽天証券で当たったんですから。」

先生:
「IPO後初めて公募価格を下回ったことで、FIREくんのように投資家心理が大きく揺れていますね。」
SpaceX株は7月16日の取引で、一時132ドル台まで下落し、公募価格の135ドルを初めて下回りました。
その後は買い戻しも入りましたが、IPO後初の価格割れとして市場の注目を集めています。
なぜ株価が急落したの?
今回の下落には、いくつかの要因が重なっています。
① ロックアップ解除への警戒
今回最も注目されているのが、
ロックアップ解除です。

ロックアップ?

ロックアップとは、
IPO直後に創業者や初期投資家が保有株を自由に売却できないようにする仕組みです。

あーそりゃそうですよね。IPOで少なくとも一時は上がるのがほぼ確定の株を、
みんなより先に手に入れて置いて、
値が上がったとたん、もういいやって手放せたら関係者だけ儲けまくりですからね。

SpaceXでは8月以降、この制限が段階的に解除される予定です。

え、ま。

市場では、
「大量の売りが出るのではないか」
という警戒感が強まっています。
② 利益確定売り
SpaceX株はIPO直後、
一時225ドル超まで上昇しました。
短期間で大きく値上がりしたため、
利益を確定する売りが増えています。
IPO価格から見ると小幅な下落でも、
高値で買った投資家にとっては大きな含み損となっています。
③ AI・ハイテク株全体の調整
最近の米国市場では、
- SOX指数の急落
- AI関連株の利益確定売り
- ハイテク株全体の調整
が続いています。
SpaceXもこうした流れの影響を受けたとみられています。
ロックアップ解除とは?

FIREくん:
「ロックアップ解除って、めっちゃ株価へ影響しそうじゃないですか?」

先生:
「はい。市場で売れる株が一気に増える可能性があるからです。」
SpaceXでは現在、
市場で自由に売買できる株式は全体のごく一部です。
しかし、
ロックアップ解除によって、
数億株規模が市場へ出回る可能性があります。
実際にすべてが売却されるとは限りませんが、
「売り圧力が増えるかもしれない」
という心理だけでも株価は下がりやすくなります。
一方で強気な見方も
今回の下落にもかかわらず、
多くのアナリストは長期的には強気姿勢を維持しています。
その理由は、
- Starlink事業
- スターシップ開発
- 宇宙輸送市場
- 政府・防衛契約
など、
SpaceXが持つ成長分野への期待が依然として高いためです。
「買い場」と考える投資家も
SNSでは、
「IPO価格割れは買い場では?」
という声も増えています。
一方で、
ロックアップ解除が本格化するまでは、
株価が不安定になる可能性もあり、
慎重な見方も少なくありません。
まさに、
期待と不安が入り混じる局面と言えそうです。
今後の注目ポイント
今後、市場が注目しているのは、
- 8月のロックアップ解除
- IPO後初の四半期決算
- スターシップ試験飛行
- Starlink事業の成長
- AIデータセンター構想
です。
これらが順調に進めば、
投資家心理が改善する可能性もあります。
FPの見解

FIREくん:
「IPO価格を割ると、やっぱり心配になりますね。」

先生:
「短期的には不安材料ですが、企業価値そのものが急に変わったわけではありません。」
今回のIPO価格割れは、
ロックアップ解除への警戒と利益確定売りが重なった結果と考えられます。
IPO直後の銘柄では珍しいことではなく、
過去にはMeta(旧Facebook)もIPO後に大きく下落したあと、長期的には大きく成長した例があります。
もちろん、SpaceXが同じ道をたどる保証はありません。
しかし重要なのは、
短期的な株価の上下ではなく、Starlinkやスターシップなど事業の成長が続くかどうかです。
長期投資では、一時的な値動きに振り回されず、企業の成長力を冷静に見極めることが大切と言えるでしょう。