先生、投資をして資産を増やしたいのですが、投資に回すお金がありません。
困りましたね。継続的な投資が効果的なので、無理な資金繰りでの投資はおすすめできません。まずはライフスタイルを見直してみては?
まさか節約ということですか?私、無理ですよ?
節約と聞くと抵抗があるかもしれませんが、「無駄を省くだけ」「一度見直すだけ」でできる節約もあります。では今回は、簡単にできる節約テクニックを紹介していきましょう。
現代社会において経済的自立を目指す人々が増えています。その実現には、まず日々の小さな節約からスタートすることが重要です。本稿では、すぐに実行可能な節約術を10点紹介し、月3万円の節約を目標にするためのアドバイスを提供します。
1. サブスクリプションサービスや課金を精査する
未使用のサブスクリプションサービス(動画配信サービスや、スマホの有料オプション)を取りやめることで、毎月の固定支出を削減できます。定期購読サービスを見直し、不要なものをキャンセルすることで、年間にわたり節約が可能になります。
一度、クレジットカードの明細や、銀行口座の自動引き落としをチェックしてみてください。
「あれ?この支払いなんだっけ?」というものが出てくるはず。なんの支払いかすぐに思い出せないものは、不要なサービスの可能性があります。
2. 公共交通の活用
自動車の維持費用は、ガソリン代や保険、車検など支出を大きく圧迫するものです。公共交通機関を利用することで、ガソリン代、駐車料金、保険料を節約できます。
自動車の購入費用や、自動車ローンなども計算し、さらには車の利用頻度なども考えると、
「あれ、これしか乗らないならタクシーの方が安くない?」
「車をやめたら、駅近のいい物件でも家賃払えるじゃん」
なんてこともあります。
3. 自炊をする
自炊をすることで、外食に比べて食費を大幅に節約できます。初期投資は必要ですが、長期的に見れば大きな節約につながります。
料理が苦手だから無理という方がいますが「料理はやるかやらないか、やればみんなできるようになる」というのは私の経験です。
最初はあまりこだわったものから始めず、簡単な野菜炒めやお味噌汁、焼きそば、焼き魚、お鍋、カレーなどからで十分。レトルト食品なども上手に活用しましょう。1日で2日分作るなどすれば、手間も減ります。
献立を考える時間や買い物に行く手間、調理の時間と後片付けなど、やりたくない理由は探せばありますが、その分だけ節約効果は抜群です。
4. 不要な物を売る
不要な衣類や電化製品を売却することで、空間を確保し、副収入を得ることができます。フリマアプリやオンラインオークションを活用しましょう。
ブックオフやモードオフにまとめて持っていくのも手です。意外に販売価格がつくものもあります。
また、「不用品が置いてあるスペースにも家賃はかかっていると思え」という名言を聞いたことがあります。不要品を片付ければ、そこを副業スペースや趣味のスペースにできて一石二鳥。
処分することで、もっと狭い部屋でも良く慣れば、いまより安い家賃の部屋に引っ越すことも可能です。
5. 光熱費を見直す
LED電球への交換や、冷暖房の設定温度の見直しにより、光熱費を削減できます。電気とガスをまとめている会社を見直すのも大事です。
一括で比較できるサイト「エネチェンジ」が便利でした。結果、そのとき私は「東京ガス」にまとめました。数年後に調べた時は「Looopでんき」という会社にまとめるのが一番お得でしたが、いまはどうなっていることか。
さらに光熱費をおさえるのにおすすめなのは、カーテンを遮熱機能が付いたものに変えること。部屋の温度を変化させる要因として「窓」が指摘されます。カーテンを活用すると、エアコンなしでもぐっと快適になります。
2階建ての家にお住いの方は、2階が暖かく、1階が涼しいことを考慮し、冬と夏でメインの居住空間を変えるのも手です。ちなみに我が家は2階がとにかく暖かく、冬なのに昼にはエアコンを切らないと暑くてたまりません。勝手に節約しています。
6. 賢く買い物をする
リストを作成し、必要なものだけを購入するように心がけることで、無計画な支出を防ぎます。セールやクーポンの活用も有効です。
毎日のように使うものは、Amazonや楽天でまとめて購入するのもおすすめ。例えば私は毎日炭酸水を飲みますが、自分で買うと重いし単価が高い。いまはケースでまとめ買いです。
まとめ買いなら、送料無料で単価をぐっと抑えられる商品がたくさんあります。なにより買い物に行く頻度が減り、かなり楽になった。車で買い物行っているなら、ガソリン代も節約になります。
7. シェアエコノミーの利用
車のシェアリングサービスを利用することで、所有にかかるコストを節約できます。
カーシェアリング、近場にタイムスのようなカーシェアリングのステーションがあれば、かなりいいらしいです。街を歩いていると結構ある。車を持つのとではお金が雲泥の差。
8. 節約アプリの活用
節約を長続きさせるコツは、節約効果を可視化すること。
「こんなに節約したんだ」とわかるだけで、かなり嬉しいです。
そのためには家計簿。なんですが、家計簿と聞くだけでうんざり。そんなあなたに救世主となるのが節約を手助けしてくれるアプリです。
節約専用のアプリを使って支出を管理することで、無駄遣いを減らすことができます。最近は節約を助けてくれたり、家計簿を勝手につけてくれたりするアプリが充実してきました。無料のものを選んで1つ試してみましょう。
9. 保険の見直し
定期的に保険の内容を見直し、現在の生活状況に合わない過剰な保障を削減することで、保険料を節約できます。
家計に詳しい方の書籍や情報などを参考にすると、「日本人は保険にお金払い過ぎ」という意見がかなり多いです。
なぜなら、日本はみなが加入している公的保険がめちゃくちゃ充実しているので、民間の保険はなくてもほぼ問題ないからなんだそうです。
本当に必要なのは
- 自動車保険(対人・対物無制限)
- 火災保険
だけ。
子育てをしている世帯のみ、これに「掛け捨ての生命保険」の安いのをつければOKとのこと。
「加入している保険の合計が月5000円超えていたら払い過ぎ」という意見が新常識となってきています。
あなたの家庭は、保険のためにいくら払っていますか?
10. スマホプランの見直し・格安SIMへの切り替え
使用状況に合わなくなったモバイルプランを見直しましょう。ライフスタイルが変わって、通話が減ったり、ネット使用量がふえたりすると、購入した時の料金プランが合っていないことがあります。というか、おそらく今、自分のスマホプラン合っていないと思ってください。
私は以前スマホの販売をしていましたが、プランをほったらかして無駄な料金を払っている方のなんと多いこと。スマホを変えるタイミングは数年に一度です。数年も経てば、使い方も変わりますよね。ショップに行ったり、電話やネットでもプランの見直しは可能です。簡単に調べてくれるのでお早目に。
最近ではオンライン専用の格安プラン「ahamo」「LINEMO」「povo」や、格安SIMなどもあり、一度変えれば毎月数千円もお得になります。切り替えることで、通信費を大幅に節約できます。
まとめ
日々の生活の中で実践できる節約術を取り入れることで、目標とする月3万円の節約は十分に実現可能です。
節約は、貯蓄や将来の投資への資金を増やすための第一歩となります。ここで紹介した節約術を始めとして、自分に合った方法を見つけ、無理なく継続していくことが大切です。経済的な余裕は、賢い節約から生まれるのです。
経済的な余裕を持ち、継続的な投資を実現する。それは日々の暮らしの精神的な余裕にもつながります。
できることから始めましょう。