今週の株式市場スケジュール【2026年8月24日~8月30日】NVIDIA決算・米PCE・ジャクソンホール・東京CPIに注目!
「今週はNVIDIAの決算、FRBが重視する米PCE物価指数、米GDP改定値、ジャクソンホール会議が集中する重要な1週間です。日本でも日銀・氷見野副総裁の講演や東京都区部CPI、雇用統計が予定されており、AI・半導体株だけでなく、米金利・ドル円・銀行株まで大きく動く可能性があります。」
今週(8月24日~8月30日)は、8月相場の中でも特に重要なイベントが集中します。
特に注目したいのが、
- NVIDIA決算
- 米7月PCE物価指数
- 米4~6月期GDP改定値
- 米耐久財受注
- ジャクソンホール経済政策シンポジウム
- FRBウォーシュ議長講演
- 日銀・氷見野副総裁講演
- 東京都区部8月CPI
です。
NVIDIAは8月26日に2027年1月期第2四半期決算を発表予定。さらに同じ日に米PCE、GDP改定値も発表されるため、8月26日は「AI」と「金融政策」の両方から相場が動く可能性がある一日となります。
そして8月27~29日には、世界の中央銀行関係者が集まるジャクソンホール経済政策シンポジウムが開催されます。
今年のテーマは、
「Financial Innovation: Implications for Payments and Policy」
です。

FIREくん:
「先生、今週は結局どの日が一番重要なんですか?」

先生:
「水曜日と金曜日ですね。水曜日はNVIDIA決算と米PCE、金曜日はウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演と東京都区部CPIがあります。」

FIREくん:
「NVIDIAは日本株にも影響しますよね?」

先生:
「かなり重要です。東京エレクトロン、アドバンテスト、キオクシアなどAI・半導体関連株への波及が考えられます。今回はAI投資がまだ加速しているのかを確認する重要な決算です。」
📅 今週の経済・投資カレンダー(8月24日~8月30日)

| 日付 | イベント | 重要度 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 8/24(月) | 大きな米主要経済指標なし | ★★☆☆☆ | NVIDIA決算前のポジション調整 |
| 8/25(火) | 🇺🇸 米消費者信頼感指数 | ★★★★☆ | 米消費・景気 |
| 🇺🇸 米新築住宅販売件数 | ★★★★☆ | 住宅・金利動向 | |
| 8/26(水) | 🇺🇸 米PCE物価指数 | ★★★★★ | FRB金融政策・米金利 |
| 🇺🇸 米4~6月期GDP改定値 | ★★★★★ | 米景気の強さ | |
| 🇺🇸 米耐久財受注 | ★★★★☆ | 企業設備投資 | |
| NVIDIA決算 | ★★★★★ | AI・半導体【今週最大級】 | |
| Salesforce決算 | ★★★★☆ | 生成AI・企業向けAI | |
| 8/27(木) | 🇯🇵 日銀・氷見野副総裁講演 | ★★★★★ | 9月追加利上げ観測・ドル円 |
| 🇺🇸 新規失業保険申請件数 | ★★★☆☆ | 米雇用市場 | |
| ジャクソンホール開幕 | ★★★★★ | 世界の金融政策 | |
| Marvell・Workday決算 | ★★★★☆ | AI半導体・企業AI | |
| 8/28(金) | 🇯🇵 東京都区部8月CPI | ★★★★★ | 日銀追加利上げ観測 |
| 🇯🇵 日本7月失業率 | ★★★★☆ | 雇用・賃金・日銀政策 | |
| 🇺🇸 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報 | ★★★☆☆ | 米消費・インフレ期待 | |
| 🇺🇸 ウォーシュFRB議長講演 | ★★★★★ | 金利・ドル円・米国株【今週最大級】 | |
| 🇺🇸 米雇用統計ベンチマーク暫定改定 | ★★★★☆ | 米雇用の過去データ修正 | |
| 8/29(土) | ジャクソンホール最終日 | ★★★☆☆ | 中央銀行関係者の発言 |
| 8/30(日) | 主要イベントなし | ★☆☆☆☆ | 翌週の米雇用統計に備える |
米国では8月26日午前8時30分(米東部時間)に、4~6月期GDP改定値と7月の個人所得・個人消費支出が同時発表されます。PCE物価指数もここに含まれます。
今週の注目テーマ
🤖 AI・半導体
- NVIDIA決算
- Marvell決算
- AIデータセンター投資
- Blackwell・Vera Rubin需要
🏦 米金融政策
- PCE物価指数
- ジャクソンホール
- ウォーシュFRB議長講演
- 米長期金利
💹 為替・日銀
- ドル円
- 日銀・氷見野副総裁講演
- 東京都区部CPI
- 9月の日銀追加利上げ観測
📈 日本株
- AI・半導体株
- 銀行株
- 輸出株
- 高PERグロース株
8月24日(月)
週明けは比較的静か、ただしNVIDIA決算を意識 ★★☆☆☆
今週の月曜日は、米国で相場を大きく動かす主要経済指標は比較的少ない一日です。
ただし、水曜日にはNVIDIA決算と米PCEが控えています。
そのため、
- AI関連株の利益確定
- 半導体株のポジション調整
- 米国債利回り
- ドル円
などには注意しておきたいところです。
先週はNASDAQやS&P500が下落するなどAI・ハイテク株への警戒も強まっており、NVIDIA決算を前に投資家が積極的にポジションを取りにくくなる可能性もあります。
8月25日(火)
米消費者信頼感指数 ★★★★☆
米国の消費者心理を確認する重要な指標です。
米国経済の大きな部分を個人消費が占めるため、消費者の景気・雇用への見方が悪化しているのかが注目されます。
7月には雇用の弱さやインフレへの警戒も意識されているため、消費者心理の変化は米景気を見るうえで重要です。
米新築住宅販売件数 ★★★★☆
同日には米新築住宅販売件数も発表されます。
住宅ローン金利が高い状態が続く中、
「米国の住宅市場がどこまで耐えられているのか」
を見る材料になります。
米国では7月の一戸建て住宅着工が前月比9.9%減少しており、住宅市場の弱さが続いています。
8月26日(水)
米PCE物価指数 ★★★★★
今週最大級の経済指標です。
PCE物価指数は、FRBが金融政策を考える際に特に重視しているインフレ指標です。
市場では7月のコアPCEについて、
- 前月比:+0.2%程度
- 前年同月比:3.2%程度
が予想されています。
現在のFRBは政策金利を3.50~3.75%で維持していますが、インフレが高止まりすれば追加利上げへの警戒が再び強まる可能性があります。
PCEが予想を上回れば、
- 米長期金利上昇
- ドル高
- NASDAQ下落
- AI・グロース株への逆風
となる可能性があります。
逆にインフレが予想以上に鈍化すれば、米株にとって安心材料となる可能性があります。
米4~6月期GDP改定値 ★★★★★
同じ時間には米GDPの第2次推計値も発表されます。
速報値では4~6月期の実質GDPが年率換算で1.5%増となり、1~3月期の2.1%増から減速しました。
今回の改定値では、
「米景気が速報値より強かったのか、それともさらに弱かったのか」
に注目です。
PCEとGDPが同時に発表されるため、水曜日夜のドル円・米国株は値動きが大きくなる可能性があります。
米耐久財受注 ★★★★☆
耐久財受注は、企業の設備投資動向を見る重要な指標です。
特に現在は、
- AIデータセンター
- 半導体設備
- サーバー
- 電力インフラ
への巨額投資が続いています。
一般企業の設備投資にも成長が広がっているのかに注目したいところです。
NVIDIA決算 ★★★★★【今週最大の企業イベント】

FIREくん:
「やっぱり今週はNVIDIAですか?」

先生:
「AI関連株を見るなら最大のイベントです。NVIDIAだけでなく、日本の半導体関連株まで動く可能性があります。」
NVIDIAは8月26日、2027年1月期第2四半期決算を発表します。
決算発表は米国市場終了後の予定です。
市場予想では、
- 売上高:約921億ドル
- 調整後EPS:約2.09ドル
が見込まれています。
注目したいのは単純な売上・利益だけではありません。
特に、
- Blackwell需要
- Vera Rubinの立ち上がり
- AIデータセンター投資
- 中国向け販売
- 粗利益率
- 次四半期のガイダンス
が焦点です。
もしNVIDIAが市場予想を大きく上回る強気の見通しを示せば、
- アドバンテスト
- 東京エレクトロン
- キオクシア
- ソフトバンクグループ
- データセンター関連株
など日本のAI関連株にも買いが波及する可能性があります。
一方、決算が良くても市場の期待ほどではなければ、AI関連株全体が売られる可能性もあります。
現在は「AI投資が過熱しているのではないか」という警戒もあるため、今回のNVIDIA決算はAI相場そのものの持続性を確認する決算になりそうです。
Salesforce決算 ★★★★☆
同じ8月26日にはSalesforceも決算を発表します。
Salesforceは企業向け生成AI・AIエージェント「Agentforce」を展開しているため、
「企業が実際にAIへどれだけお金を払っているのか」
を見る材料になります。
NVIDIAがAIインフラ側、SalesforceがAIソフトウェア側という点でも、両社の決算を合わせて見るとAI市場の広がりを確認できます。
8月27日(木)
日銀・氷見野副総裁講演 ★★★★★
日本株・ドル円で非常に重要なのが、日銀の氷見野良三副総裁の講演です。
日銀は8月27日午前10時30分から、埼玉県の金融経済懇談会で氷見野副総裁が挨拶する予定としています。
現在の日銀の政策金利は1.0%程度。
次回の金融政策決定会合は9月17~18日に予定されています。
市場では9月にも1.25%への追加利上げに動く可能性が意識されており、今回の講演は利上げへの「事前シグナル」になるのではないかとの見方もあります。
もし氷見野副総裁が利上げに前向きな発言をすれば、
- 円高
- 銀行株上昇
- 輸出株下落
- 長期金利上昇
などにつながる可能性があります。
ジャクソンホール経済政策シンポジウム開幕 ★★★★★
同日、米ワイオミング州ではジャクソンホール経済政策シンポジウムが開幕します。
開催期間は8月27~29日です。
毎年、
- FRB
- ECB
- 各国中央銀行
- 経済学者
- 政府関係者
などが参加します。
世界の金融政策を考えるうえで、非常に注目度の高いイベントです。
Marvell・Workday決算 ★★★★☆
Marvell TechnologyとWorkdayも8月27日に決算を発表します。
Marvellは、
- AIデータセンター
- ネットワーク半導体
- カスタムAIチップ
- 高速インターコネクト
などを手掛けています。
NVIDIA決算翌日ということもあり、AIインフラ需要の強さを確認する材料になりそうです。
8月28日(金)
東京都区部8月CPI ★★★★★
日本では東京都区部の8月消費者物価指数が発表されます。
東京都区部CPIは全国CPIに先行して発表されるため、
「日本の物価が今後どう動くのか」
を見る重要な先行指標です。
総務省の公表予定では、東京都区部8月分は8月28日に発表されます。
日銀の9月利上げ観測が高まっているため、今回は普段以上に注目されそうです。
CPIが市場予想を上回れば、
「9月利上げの可能性がさらに高まった」
との見方から円高が進む可能性があります。
日本7月失業率 ★★★★☆
同じ8月28日には、日本の7月労働力調査も発表されます。
雇用市場の強さは賃金上昇や物価にもつながるため、日銀が追加利上げを判断する材料の一つになります。
ウォーシュFRB議長ジャクソンホール講演 ★★★★★
金曜日夜の世界市場で最大の注目イベントです。
FRBのケビン・ウォーシュ議長は、8月28日午前10時(米東部時間)にジャクソンホールで基調講演を行う予定です。
日本時間では8月28日午後11時ごろとなります。
現在、市場が最も知りたいのは、
- FRBは再び利上げするのか
- インフレをどこまで警戒しているのか
- 高い米長期金利をどう考えているのか
- 今後の金融政策運営をどうするのか
です。
7月のFOMC議事要旨では、多くのメンバーがインフレが高止まりすれば追加利上げが必要になる可能性を指摘しています。
一方、景気や雇用には弱さも見え始めています。
そのため、
「インフレを抑えるために利上げするのか、それとも景気減速を考えて据え置くのか」
という難しい判断をFRBは迫られています。
ウォーシュ議長がタカ派的な発言をすれば、
- 米長期金利上昇
- ドル高・円安
- NASDAQ下落
- AI・グロース株下落
となる可能性があります。
逆に景気への配慮を強調すれば、株式市場には安心材料となる可能性があります。
米雇用統計「ベンチマーク改定」にも注意 ★★★★☆
8月28日には、米労働省が雇用統計の年次ベンチマーク改定の暫定値を発表します。
これは毎月発表される雇用統計とは別物ですが、過去の雇用者数が実際にはどの程度増えていたのかを検証する重要なデータです。
BLSは8月28日午前10時(米東部時間)に暫定改定値を公表する予定です。
7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が2.3万人減少し、5月・6月分も合計10.3万人下方修正されました。
そのため今回、
「過去の雇用も実はもっと弱かった」
という大幅な下方改定が示されれば、FRBの金融政策を巡る市場の見方が変わる可能性があります。
今週注目したい米国企業決算
今週はNVIDIAを中心としたAI・ソフトウェア決算週間です。
| 日付 | 企業 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 8/25 | Intuit | 企業・個人向けソフトウェア、AI |
| 8/25 | Zoom | 企業IT・AIサービス |
| 8/26 | NVIDIA | AI半導体・データセンター【最大注目】 |
| 8/26 | Salesforce | 生成AI・AIエージェント |
| 8/27 | Marvell Technology | AIデータセンター・半導体 |
| 8/27 | Workday | 企業向けAI・クラウド |
市場では今週、NVIDIAを筆頭にSalesforce、Marvell、WorkdayなどAI関連企業の決算に注目が集まっています。
今週の注目テーマ
- NVIDIA決算とAI半導体相場
- 米PCEとインフレ
- 米GDP改定値
- ジャクソンホール
- ウォーシュFRB議長発言
- 米長期金利
- 日銀9月追加利上げ観測
- 氷見野副総裁講演
- 東京都区部CPI
- ドル円
来週には米雇用統計・JOLTSも控える
今週が終わっても重要イベントは続きます。
翌週には、
- 9月1日:米JOLTS求人件数
- 9月2日:日銀・高田審議委員講演
- 9月4日:米雇用統計
が予定されています。
特に9月4日の米雇用統計は、9月以降のFRB金融政策を考えるうえで非常に重要です。
そのため今週のPCE・ジャクソンホールから、翌週の雇用統計まで金融政策を巡る材料が途切れない2週間となります。
FPの見解
今週は、かなり重要度の高い1週間です。
ポイントは大きく分けて3つあります。
まず一つ目が、
「AI相場はまだ続くのか」
です。
NVIDIA決算では、AIデータセンターへの巨額投資が現在も続いているのかを確認できます。
強い決算・ガイダンスになれば、NVIDIAだけでなく、
- 東京エレクトロン
- アドバンテスト
- キオクシア
- ソフトバンクグループ
など日本のAI・半導体関連株にも影響する可能性があります。
二つ目が、
「FRBは追加利上げへ動くのか」
です。
水曜日にはPCE、金曜日にはウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演があります。
PCEが強く、さらにウォーシュ議長がインフレ警戒を強く示せば、米長期金利が上昇し、AI・グロース株には逆風となる可能性があります。
逆にインフレ鈍化が確認され、FRBが慎重な姿勢を示せば、米国株に安心感が広がる可能性があります。
そして三つ目が、
「日銀は9月に追加利上げするのか」
です。
日銀の政策金利は現在1.0%程度で、次回会合は9月17~18日です。
木曜日の氷見野副総裁講演、金曜日の東京都区部CPIが利上げ観測をさらに強めるのか注目されます。
つまり今週は、
「NVIDIAでAI、PCEとジャクソンホールで米金利、氷見野副総裁と東京CPIで日銀・ドル円を見る1週間」
です。
日本株投資家にとっても、米国株投資家にとっても、今週は水曜日と金曜日を中心に値動きが大きくなる可能性があります。
特に8月26日のNVIDIA決算+米PCE、8月28日のウォーシュ議長講演+東京CPIは、スケジュールに入れておきたい重要イベントです。