今週の株式市場スケジュール【2026年8月17日~8月23日】FOMC議事要旨・日本CPI・世界PMI・Walmart決算に注目!
「今週はFOMC議事要旨、日本の7月消費者物価指数(CPI)、世界のPMI速報値に加え、Walmart・Target・Home Depotなど米小売大手の決算が集中します。日本では週明けに4~6月期GDPが発表され、市場予想を下回る結果に。日米の金融政策やドル円、米国消費の強さを確認する重要な1週間となりそうです。」
今週(8月17日~8月23日)は、前週までのような米雇用統計やCPIといった超大型指標は少ないものの、投資家が見逃せないイベントが続きます。
特に注目したいのが、
- 日本の4~6月期GDP
- 米住宅着工件数・鉱工業生産
- FOMC議事要旨
- 中国のLPR(最優遇貸出金利)
- 日本の7月CPI
- 世界のPMI速報値
- Walmart・Target・Home Depotなど米小売大手決算
です。今週は「米国景気はまだ強いのか」「FRBは次に利上げ・据え置きのどちらへ傾くのか」「日銀は追加利上げを急ぐのか」という3点が相場の大きなテーマになりそうです。

FIREくん:
「先生、今週はどの日が一番重要なんですか?」

先生:
「水曜日のFOMC議事要旨と、金曜日の日本CPI・世界PMIですね。米金利、ドル円、日本株の方向を考えるうえで重要です。」

FIREくん:
「決算ではどこに注目ですか?」

先生:
「Walmart、Target、Home Depotですね。AI関連決算とは違い、今回は『米国の消費者が本当に元気なのか』を確認できる決算です。」
📅 今週の経済・投資カレンダー(8月17日~8月23日)

| 日付 | イベント | 重要度 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 8/17(月) | 🇯🇵 日本4~6月期GDP | ★★★★★ | 日銀の追加利上げ観測 |
| 🇺🇸 NY連銀製造業景況指数 | ★★★☆☆ | 米製造業の景況感 | |
| 8/18(火) | 🇺🇸 米住宅着工件数・建設許可件数 | ★★★★☆ | 住宅・金利動向 |
| 🇺🇸 米鉱工業生産 | ★★★★☆ | 製造業・景気 | |
| Home Depot決算 | ★★★★☆ | 住宅・個人消費 | |
| 8/19(水) | 🇺🇸 FOMC議事要旨 | ★★★★★ | FRBの利上げ・金利見通し |
| Target・Lowe’s決算 | ★★★★☆ | 米消費・住宅市場 | |
| 8/20(木) | 🇨🇳 中国LPR | ★★★★☆ | 中国景気・日本株 |
| 🇯🇵 日本貿易統計 | ★★★★☆ | 円相場・輸出企業 | |
| Walmart・Alibaba決算 | ★★★★★ | 米消費・中国景気 | |
| 8/21(金) | 🇯🇵 日本7月CPI | ★★★★★ | 日銀追加利上げ観測 |
| 🌎 世界PMI速報値 | ★★★★★ | 世界景気・株式市場 |
米国では8月19日に7月28~29日開催分のFOMC議事要旨が公表されます。8月20日にはWalmartが決算を発表。日本では8月21日午前8時30分に全国7月CPIが公表される予定です。
今週の注目テーマ
🏦 金融政策
- FOMC議事要旨
- 日銀の追加利上げ観測
- 米長期金利
💹 為替
- ドル円
- 日米金利差
- 円高が続くか
🛒 米国消費
- Walmart
- Target
- Home Depot
- Lowe’s
🌏 世界景気
- 中国LPR
- 世界PMI
- 日本GDP・CPI
8月17日(月)
日本4~6月期GDP ★★★★★
週明け最初の重要イベントが、日本の2026年4~6月期GDPです。
GDPは今朝すでに発表され、実質GDPは前期比0.3%増、年率換算では1.1%増となりました。
市場予想は前期比0.5%増、年率2.0%増程度だったため、予想を下回る結果です。
日本経済がプラス成長を維持したこと自体は安心材料ですが、成長率が市場予想ほど強くなかったことで、日銀の追加利上げをめぐる市場の見方にも影響する可能性があります。
今後は金曜日に発表される日本CPIと合わせて見ることが重要です。
米NY連銀製造業景況指数 ★★★☆☆
米国では8月のNY連銀製造業景況指数が発表されます。
米景気の中心はサービス業ですが、製造業の景況感が改善しているかどうかを確認する先行指標として注目されます。8月17日の公表予定に組み込まれています。
8月18日(火)
米住宅着工件数・建設許可件数 ★★★★☆
住宅市場は米国の金利動向を敏感に反映します。
7月の住宅着工件数では、住宅ローン金利が高い状態でも住宅需要が維持されているのかがポイントです。
市場では住宅着工件数が年率換算で約135万戸になるとの予想も出ています。
住宅市場が予想以上に強ければ米景気の底堅さが意識される一方、弱い数字となれば金利上昇の悪影響が改めて注目される可能性があります。
米鉱工業生産 ★★★★☆
同日には米鉱工業生産と設備稼働率も発表されます。
AI・データセンター投資が強い一方、一般製造業にも景気回復が広がっているのかを確認したいところです。
Home Depot決算 ★★★★☆
米住宅市場を見るうえで注目したいのがHome Depotです。
Home Depotは8月18日に決算発表を予定しています。住宅価格や金利の高さが、リフォーム・住宅関連消費へどの程度影響しているのかが焦点です。
8月19日(水)
FOMC議事要旨 ★★★★★
今週最大級の注目イベントです。
FRBは7月28~29日に開催したFOMCの議事要旨を8月19日に公開します。
前回会合では政策金利を3.50~3.75%に据え置きましたが、3人のメンバーが0.25%の利上げを支持したと報じられており、FRB内部でも意見が割れています。
今回の議事要旨では、
- インフレへの警戒度
- 次回利上げの可能性
- 景気減速への見方
- 委員間の意見の違い
などが注目されます。

FIREくん:
「議事要旨って、もう終わった会議の話ですよね。それでも株価が動くんですか?」

先生:
「動くことがあります。声明文だけでは分からなかった『委員がどれくらい利上げに前向きだったのか』などが明らかになるからです。」
利上げへの警戒が強まれば、米長期金利上昇・ドル高となり、NASDAQやAI・半導体株には逆風となる可能性があります。
Target・Lowe’s決算 ★★★★☆
同日はTarget、Lowe’sなど米国を代表する小売・住宅関連企業の決算も予定されています。
インフレや金利上昇で米国消費者の財布のひもが締まっているのか、それとも消費が底堅いのかを見る材料になります。
8月20日(木)
中国LPR ★★★★☆
中国では最優遇貸出金利(LPR)が発表されます。
中国景気への不安が続く中、追加的な金融緩和に動くのかが注目されます。8月20日は中国LPRのほか、日本の貿易統計などアジア市場の材料が集中します。
中国景気の改善期待が高まれば、
- 機械
- 化学
- 鉄鋼
- 商社
- 中国関連消費株
など日本株にも影響する可能性があります。
日本の貿易統計 ★★★★☆
日本では7月の貿易収支が注目されます。
輸出の伸びやエネルギー輸入額は、日本経済だけでなく円相場を見るうえでも重要です。
Walmart決算 ★★★★★
今週の企業決算で特に注目したいのがWalmartです。
Walmartは8月20日に2027年1月期第2四半期決算を発表する予定です。
Walmartは米国の幅広い消費者が利用するため、その売上動向は「アメリカの家計がどれくらい元気なのか」を見る重要な材料になります。
前週には7月の米小売売上高が前月比0.6%減と、9カ月ぶりに減少しました。今週の小売各社決算は、消費減速が一時的なのかどうかを確認する意味でも注目です。
Alibaba決算 ★★★★☆
中国ではAlibabaの決算も予定されています。
中国国内消費だけでなく、クラウド・AI投資の動向も注目されやすい企業です。8月20日にはWalmart、Alibaba、Deereなどの決算が集中します。
8月21日(金)
日本7月CPI ★★★★★
日本株・ドル円では今週最大級の重要指標です。
総務省は8月21日午前8時30分に、2026年7月の全国消費者物価指数を公表します。
今回から2025年基準による全国CPIが公表される点にも注目です。
市場では、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比1.8%程度へ加速すると予想されています。6月は1.6%でした。
もし物価上昇が市場予想を上回れば、
「日銀が9月にも追加利上げへ動くのではないか」
との観測が強まる可能性があります。
その場合は、
- 円高
- 銀行株上昇
- 輸出株への逆風
- 不動産・高PER株への金利警戒
などが意識される可能性があります。
世界PMI速報値 ★★★★★
金曜日には、日本時間の夕方から夜にかけて主要国の8月PMI速報値が相次ぎます。
特に米国では製造業PMIとサービス業PMIが発表され、市場予想では製造業53.7、サービス業53.9程度が見込まれています。
PMIは50を上回れば景況拡大、50を下回れば縮小を示すため、世界経済がどちらへ向かっているのかを比較的早く確認できる指標です。
AI投資だけが強いのか、それとも一般企業まで景気拡大が広がっているのかにも注目したいところです。
今週注目したい米国企業決算
今週はAI大型株の決算ラッシュではなく、米国の消費を見る決算週間です。
| 日付 | 企業 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 8/18 | Home Depot | 住宅・リフォーム需要 |
| 8/19 | Lowe’s | 住宅市場・個人消費 |
| 8/19 | Target | 米消費・値上げの影響 |
| 8/19 | Analog Devices | 半導体・産業需要 |
| 8/20 | Walmart | 米国消費全体 |
| 8/20 | Alibaba | 中国消費・AI・クラウド |
| 8/20 | Deere | 農業・建機・景気 |
今週はHome Depot、Lowe’s、Target、Walmartなど主要小売企業が相次いで決算を発表します。
今週の注目テーマ
- FOMC議事要旨と米金利
- 日銀の追加利上げ観測
- 日本CPI
- 円相場・ドル円
- 米国個人消費
- 中国景気
- 世界PMI
- 米小売企業の決算
来週にはNVIDIA決算・PCE・ジャクソンホールも控える
今週だけでなく、投資家はすでに翌週の大型イベントも意識し始めそうです。
NVIDIAの次回決算は8月26日、米国ではGDP改定値と7月PCEも8月26日に発表予定です。
さらに8月27~29日には、世界の中央銀行関係者が集まるジャクソンホール経済政策シンポジウムが開催されます。2026年のテーマは「Financial Innovation: Implications for Payments and Policy」です。
つまり今週は、翌週に控える大型イベントを前に、投資家がポジションを調整し始める週にもなりそうです。
FPの見解
今週は「大型経済指標が少ないから何もない週」ではありません。
むしろ、
- 日本GDP
- FOMC議事要旨
- 日本CPI
- 世界PMI
- Walmartなど小売大手決算
を通じて、日本・米国・中国それぞれの景気と金融政策を確認する1週間になります。
特に日本株投資家が注目したいのは、金曜日のCPIです。
物価が再び強くなれば、日銀の追加利上げ観測が強まり、円相場や銀行株、輸出株の値動きが大きくなる可能性があります。
一方、米国ではFOMC議事要旨と小売企業決算が重要です。
前週に米小売売上高が減少しただけに、WalmartやTargetの決算で消費減速が確認されれば、米景気への警戒がさらに強まる可能性があります。
逆に小売各社が強い数字を示せば、米景気の底堅さが評価される一方、FRBが金融引き締めを続けやすくなるとの見方から金利上昇につながる可能性もあります。
そして翌週にはNVIDIA決算、PCE、ジャクソンホールが待っています。
今週は、「FOMC議事要旨で米金利、日本CPIで円相場、小売決算で米国消費を確認しながら、翌週の大型イベントに備える1週間」として見ておきたいところです。