今週の株式市場スケジュール【2026年9月7日~9月13日】米CPI・PPI・ECB・Appleイベント・Oracle決算に注目!
「今週は米8月CPI・PPIという重要インフレ指標に加え、ECB理事会、Appleの新製品発表、Oracle・Adobe決算、日本の4~6月期GDP2次速報が集中します。翌週にはFOMCと日銀金融政策決定会合を控えており、米金利・ドル円・AI関連株・銀行株の方向を左右する重要な1週間です。」
今週(9月7日~9月13日)は、前週の米雇用統計を受けて、市場の焦点が「雇用」から「インフレ」へ移る1週間です。
前週発表された8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が16.2万人増となり、市場予想を大きく上回りました。
失業率も4.1%を維持したことで米景気の底堅さが意識され、9月FOMCでの利上げ確率は約59%まで上昇しています。
特に今週注目したいのが、
- 日本4~6月期GDP・2次速報
- Apple新製品発表イベント
- 米8月PPI
- ECB理事会
- 日銀・増審議委員講演
- Oracle決算
- Adobe決算
- 米8月CPI
- 日本8月企業物価指数
- 米ミシガン大学消費者信頼感指数
です。
米CPIは9月15~16日のFOMC直前に発表される最後の大型インフレ指標となります。
そのため、
「FRBが9月に追加利上げするのか」
を左右する重要データとして、米国株だけでなく日経平均やドル円にも大きく影響する可能性があります。

FIREくん:
「先生、今週はやっぱり米CPIが一番重要ですか?」

先生:
「はい。金曜日のCPIが最大注目です。その前日のPPIも含め、この2日間で9月FOMCの利上げ観測が大きく変わる可能性があります。」

FIREくん:
「AI関連株ならどこに注目すればいいですか?」

先生:
「Oracle決算ですね。AIクラウドやデータセンター需要を確認できます。Appleの新製品イベントやAdobe決算もあり、今週はAIソフトウェア・クラウドまで幅広く見られます。」
📅 今週の経済・投資カレンダー(9月7日~9月13日)

| 日付 | イベント | 重要度 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 9/7(月) | 🇺🇸 米国市場休場(レーバーデー) | ★★★☆☆ | 薄商い・ドル円に注意 |
| 9/8(火) | 🇯🇵 日本4~6月期GDP・2次速報 | ★★★★★ | 日銀9月利上げ観測 |
| 🇯🇵 景気ウォッチャー調査 | ★★★☆☆ | 国内景気・個人消費 | |
| 9/9(水) | 🇺🇸 米雇用コスト関連統計 | ★★★☆☆ | 賃金・インフレ |
| 9/10(木) | 🍎 Apple新製品発表【日本時間午前2時】 | ★★★★★ | iPhone・AI・半導体関連 |
| 🇺🇸 米8月PPI | ★★★★★ | インフレ・FOMC | |
| 🇪🇺 ECB政策金利発表 | ★★★★★ | 利上げ・ユーロ・世界金利 | |
| 🇯🇵 日銀・増審議委員講演 | ★★★★☆ | 9月日銀利上げ観測・円相場 | |
| 9/11(金) | 🇺🇸 米8月CPI | ★★★★★ | 今週最大のイベント |
| 🇯🇵 日本8月企業物価指数 | ★★★★☆ | 物価・日銀政策 | |
| Oracle決算(米10日引け後) | ★★★★★ | AIクラウド・データセンター | |
| Adobe決算(米10日引け後) | ★★★★☆ | 生成AI・クリエイティブAI | |
| 🇺🇸 ミシガン大学消費者信頼感指数・速報 | ★★★★☆ | 消費者心理・インフレ期待 | |
| Kroger決算 | ★★★☆☆ | 米消費・食品インフレ | |
| 9/12(土) | 主要イベントなし | ★☆☆☆☆ | 週末ニュース・地政学リスク |
| 9/13(日) | 主要イベントなし | ★☆☆☆☆ | FOMC・日銀会合に備える |
米労働統計局は9月10日に8月PPI、9月11日に8月CPIを公表予定です。
今週の注目テーマ
🔥 米インフレ・金融政策
- 米PPI
- 米CPI
- 9月FOMC利上げ観測
- 米長期金利
🤖 AI・テクノロジー
- Oracle決算
- Adobe決算
- Apple新製品発表
- AIクラウド・データセンター投資
🏦 中央銀行
- ECB理事会
- FRB9月会合
- 日銀9月会合
- 日銀・増審議委員講演
💹 為替・日本株
- ドル円
- ユーロ円
- 銀行株
- AI・半導体株
- 輸出株
9月7日(月)
米国市場はレーバーデーで休場 ★★★☆☆
週明けの米国株市場は、レーバーデーの祝日で休場となります。
そのため、月曜日は米国株の通常取引がなく、日本株や欧州市場、為替市場が中心になります。
米国市場が休場の日は売買参加者が少なくなるため、ドル円などで一時的に値動きが大きくなるケースもあります。
特に今週は、
- 米CPI
- ECB
- FOMC
- 日銀会合
と中央銀行関連イベントが続くため、ポジション調整にも注意したいところです。
9月8日(火)
日本4~6月期GDP・2次速報 ★★★★★
日本では午前8時50分に、2026年4~6月期GDPの2次速報が発表されます。
内閣府の正式な公表予定でも、9月8日午前8時50分となっています。
1次速報では、実質GDPが年率換算で1.1%増となりました。
その後公表された法人企業統計では、4~6月期の設備投資が前年同期比1.6%増となっており、GDPが上方修正される可能性も意識されています。
今回GDPが強ければ、
「日本経済は追加利上げに耐えられる」
との見方が強まりやすくなります。
現在、市場では9月17~18日の日銀会合で0.25%の追加利上げがほぼ織り込まれつつあります。
GDPが予想以上に強ければ、
- 円高
- 長期金利上昇
- 銀行株への追い風
- 輸出株への逆風
などが意識される可能性があります。
9月9日(水)
翌日の大型イベントを前にポジション調整
水曜日は木・金曜日ほど大きな指標はありません。
ただし、翌日から、
Apple→PPI→ECB→Oracle・Adobe→CPI
と大型イベントが連続します。
そのため米国株では、ハイテク・AI関連株を中心に事前の利益確定やポジション調整が起こる可能性があります。
9月10日(木)
Apple新製品発表イベント ★★★★★
Appleは米国時間9月9日午前10時、日本時間では9月10日午前2時から特別イベントを開催します。
Apple自身も、日本向け公式サイトで日本時間9月10日午前2時からの開催を案内しています。
Appleイベントは新しいiPhoneなどの製品発表だけではありません。
投資家としては、
- Apple Intelligence
- 端末AI
- 新しい半導体
- 端末価格
- 買い替え需要
などに注目です。

FIREくん:
「Appleイベントって、新しいiPhoneを見るだけじゃないんですか?」

先生:
「投資ではAI機能や半導体、端末価格まで重要です。Appleの販売見通しは世界のスマートフォン・半導体サプライチェーンにも影響します。」
米8月PPI ★★★★★
同日の米国市場で重要なのが、生産者物価指数(PPI)です。
BLSは8月分PPIを9月10日午前8時30分(米東部時間)に公表します。
日本時間では午後9時30分です。
PPIは企業側で発生している物価上昇を見る指標です。
そのため、
PPI上昇→企業コスト上昇→最終的に消費者物価へ波及
という流れが意識されます。
翌日にはCPIが控えているため、強いPPIが出ればCPIへの警戒も高まり、
- 米長期金利上昇
- ドル高
- NASDAQ下落
- AI・グロース株への逆風
となる可能性があります。
ECB政策金利発表 ★★★★★
9月10日にはECB理事会も開催されます。
ECBの公式日程では、政策決定を現地時間14時15分に発表し、その後ラガルド総裁の記者会見が予定されています。
Reuters調査では、回答した65人のエコノミスト全員が0.25%の利上げを予想。
預金金利は2.25%から2.50%へ引き上げられると見込まれています。
市場ではすでに今回の利上げをかなり織り込んでいるため、
「利上げするか」よりも「その次も利上げするのか」
が重要です。
ECBが追加利上げを示唆すれば、
- ユーロ高
- 欧州金利上昇
- 世界的な金利上昇
- グロース株への逆風
につながる可能性があります。
日銀・増審議委員講演 ★★★★☆
日本では同日午前10時30分から、日銀の増審議委員が福井県の金融経済懇談会で挨拶を予定しています。
次の日銀金融政策決定会合は9月17~18日。
追加利上げ観測が強まっているタイミングだけに、
- 物価
- 賃金
- 円安
- 金融政策
に関する発言には注意が必要です。
9月11日(金)
米8月CPI ★★★★★【今週最大のイベント】
今週最大の注目イベントです。
米労働統計局は9月11日午前8時30分(米東部時間)、日本時間午後9時30分に8月CPIを発表します。
Reuters調査では、
- 総合CPI:前月比+0.4%程度
- コアCPI:前月比+0.2%程度
が予想されています。
前週の雇用統計が強かったことで、FRBには追加利上げを行う余地があるとの見方が強まりました。
そこでCPIまで高ければ、
「雇用も強い+インフレも高い=9月利上げ」
というシナリオが一段と意識されます。

FIREくん:
「CPIが高かったら株は下がるんですか?」

先生:
「特にAIやハイテクなど高PER株には金利上昇が逆風になりやすいです。一方、銀行株は金利上昇期待で買われる場合があります。」
CPIが予想を上回れば、
- 米長期金利上昇
- ドル高・円安
- NASDAQへの逆風
- AI・半導体株への売り
- 金融株への追い風
が考えられます。
反対にCPIが予想を下回れば、利上げ観測が後退し、ハイテク株には追い風となる可能性があります。
日本8月企業物価指数 ★★★★☆
日本銀行は9月11日午前8時50分に、8月の企業物価指数を公表予定です。
企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格動向を示します。
原油や資源価格、円安によって企業の仕入れ価格が上昇していれば、将来的に消費者価格へ転嫁される可能性があります。
現在は9月の日銀追加利上げ観測が強まっているため、
企業物価が想定以上に上昇しているか
も重要な材料になります。
Oracle決算 ★★★★★【今週最大の企業決算】
Oracleは米国時間9月10日の市場終了後に、2027年度第1四半期決算を発表します。
今回のOracle決算で最大のポイントとなるのがAIクラウド需要です。
前回決算では、RPO(残存履行義務)が前年同期比363%増の6380億ドルまで拡大。
その増加の多くは、大規模なAI関連契約によるものでした。
Oracleは今期について、
- 全社売上高:前年同期比27~29%増
- クラウド売上高:同58~64%増
という非常に高い成長を見込んでいます。
注目ポイントは、
- AIデータセンター需要
- Oracle Cloud Infrastructure(OCI)
- GPU需要
- 大型AI契約
- 設備投資額
- 次四半期ガイダンス
です。
BroadcomやNVIDIAに続いてOracleまで強いAI需要を示せば、
「AIインフラ投資はまだ終わっていない」
との見方が強まる可能性があります。
日本株では、
- ソフトバンクグループ
- アドバンテスト
- 東京エレクトロン
- キオクシア
- データセンター関連株
などへの連想にも注目です。
Adobe決算 ★★★★☆
Adobeも米国時間9月10日に2026年度第3四半期決算を発表します。
Adobeでは、
- Firefly
- 生成AI
- Creative Cloud
- 企業向けAI
- AIによる競争激化
が焦点です。
Adobeは12月1日付でアニール・チャクラヴァーシー氏が新CEOに就任する人事も発表したばかりです。
生成AIによって既存ソフトウェア企業の競争環境がどう変わっているのかを見る決算としても注目です。
ミシガン大学消費者信頼感指数 ★★★★☆
9月11日には、ミシガン大学の9月消費者信頼感指数・速報値も発表されます。
ミシガン大学は9月11日午前10時(米東部時間)に速報値を公表予定です。
8月の確報値は51.7と、7月の55.2から低下しました。
原油・物価上昇や金利上昇によって米国消費者の心理がさらに悪化しているのかに注目です。
また、この調査では消費者のインフレ期待も発表されるため、CPIと合わせてFRB政策を考える材料になります。
今週注目したい企業・イベント
| 日付 | 企業・イベント | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 9/10 (日本時間) |
Apple Event | iPhone・AI・半導体 |
| 9/10 (米国時間) |
Oracle | AIクラウド・データセンター【最大注目】 |
| 9/10 (米国時間) |
Adobe | 生成AI・Creative Cloud |
| 9/10 (米国時間) |
Copart | 中古車・自動車市場 |
| 9/11 | Kroger | 米消費・食品価格 |
今週はOracleとAdobeが木曜日の米国市場終了後、Krogerが金曜日に決算を予定しています。
今週の注目テーマ
- 米CPI
- 米PPI
- 9月FOMC追加利上げ観測
- 米長期金利
- ドル円
- ECB利上げ
- 日銀9月追加利上げ観測
- 日本GDP
- OracleのAIクラウド需要
- Apple新製品・AI戦略
- Adobe生成AI
- AI・半導体株
- 銀行株
来週はいよいよFOMC・日銀会合
今週のCPI・PPIが終わると、翌週はいよいよ日米中央銀行の金融政策決定です。
予定されているのは、
- 9月15~16日:FOMC
- 9月17~18日:日銀金融政策決定会合
です。
FRBの公式日程でも9月15~16日にFOMC、16日に声明と記者会見が予定されています。
日銀も9月17~18日に金融政策決定会合を開催します。
つまり、
米雇用統計→PPI→CPI→FOMC→日銀
という、9月相場でも非常に重要なイベントが連続することになります。
FPの見解
今週のキーワードは明確です。
「インフレ」
です。
前週の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が16.2万人増となり、米国の雇用市場が予想以上に強いことが確認されました。
その結果、
「景気が強いならFRBは利上げできる」
という見方が強まっています。
そこで今週のPPI・CPIが非常に重要になります。
もし、
雇用が強い+CPIも高い
となれば、9月FOMCでの利上げシナリオは一段と現実味を増します。
その場合、
- 米長期金利上昇
- ドル高
- NASDAQへの逆風
- AI・グロース株への逆風
が考えられます。
一方で、CPIが予想を下回れば、
「雇用は強いが、インフレは鈍化している」
という株式市場にとって比較的好ましい状況になる可能性があります。
日本株では、さらに日銀も重要です。
9月8日のGDP、10日の増審議委員講演、11日の企業物価指数を経て、翌週17~18日に日銀会合を迎えます。
市場ではすでに9月利上げが強く意識されており、政策金利を1.0%から1.25%へ引き上げるとの観測が高まっています。
そのため日本株では、
- 銀行・保険株
- 自動車など輸出株
- 不動産株
- 高PERグロース株
などが金利・円相場に反応しやすくなります。
そして企業イベントではOracleです。
NVIDIA、Broadcomに続いてOracleまでAIクラウド需要の強さを示せば、AI投資が半導体だけではなく、クラウド・データセンターまで広く続いていることを確認できます。
逆にOracleの設備投資や成長見通しが期待を下回れば、AI関連株全体の過熱感が意識される可能性があります。
つまり今週は、
「日本GDPで日銀、AppleとOracleでAI、PPI→CPIでFRB、ECBで世界金利を見る1週間」
です。
中でも9月10日のPPI・ECB・Appleイベントと、9月11日の米CPI・Oracle決算反応は、米国株・日経平均・ドル円・AI半導体株に投資している人ならスケジュールに入れておきたい重要イベントです。