監修・執筆
- 国家資格 ファイナンシャル・プランニング技能士2級
- 日商簿記2級
投資初心者にも分かりやすいよう、専門用語はできるだけ使わず解説しています。
NISAでおすすめの投資信託【結論】
まず結論からお伝えします。
投資初心者なら、低コストのインデックスファンドがおすすめです。
その中でも特に人気が高いのは、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
の2本です。
どちらも長期・積立・分散投資との相性が良く、新NISAで多くの投資家に選ばれています。
一方で、「どちらが必ず儲かる」というものではありません。自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選ぶことが大切です。

「NISAを始めたいけど、投資信託が何千本もあって選べません……。」

「最初は誰でも迷うよ。だからこそ、多くの人に長く選ばれている商品から検討すると始めやすいんだ。」
投資初心者が投資信託を選ぶポイント
投資信託を選ぶ際は、次の3つを意識しましょう。
① 信託報酬が低い
信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる運用管理費用です。
この費用は毎日少しずつ差し引かれるため、長期投資では信託報酬が低い商品ほど有利になる傾向があります。
② 長期運用に向いている
NISAは長期投資との相性が良い制度です。
短期間で大きな利益を狙うよりも、長く積み立てながら資産を育てることを前提に商品を選びましょう。
③ 分散投資できる
1社だけの株に投資すると、その企業の業績によって大きく値動きします。
一方、世界中や数百社へ分散投資する投資信託なら、リスクを抑えながら運用できます。
初心者ほど分散投資を意識することが大切です。
NISAで人気のおすすめ投資信託

先に4つ、おすすめを列挙しますね。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
- 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
それでは一つずつ詳しくみていきましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
初心者に最も人気がある投資信託の一つです。
特徴
- 世界中の株式へ分散投資
- 日本・アメリカ・欧州・新興国まで幅広く投資
- 信託報酬が低い
- 長期投資向き
「オルカン」という愛称でも知られています。
世界経済全体の成長に期待したい人に向いています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
アメリカの代表企業約500社へ投資する人気ファンドです。
特徴
- 米国経済へ集中投資
- Apple、Microsoft、NVIDIAなどの大型企業を含む
- 信託報酬が低い
- 長期投資との相性が良い
アメリカ経済の成長を期待する人に人気があります。
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
楽天証券でも人気が高いインデックスファンドです。
世界中の株式へ分散投資でき、低コストで運用できる点が魅力です。
オール・カントリーへの投資を検討している人に選ばれています。
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
S&P500指数への連動を目指す楽天シリーズの人気商品です。
楽天証券との相性も良く、低コストで米国株へ投資できます。

「結局、みんなオール・カントリーかS&P500を買っているイメージがあります。」

「まあ無難ですし人気は高いね。ただ、大切なのは『人気だから』ではなく、自分が納得して長く続けられる商品を選ぶことなんだ。」
オール・カントリーとS&P500はどっちがおすすめ?
初心者が迷いやすいのが、この2つです。
| 比較項目 | オール・カントリー | S&P500 |
|---|---|---|
| 投資対象 | 世界中の株式 | アメリカの代表企業約500社 |
| 分散性 | 非常に高い | アメリカ中心 |
| リスク | 比較的抑えやすい | やや高め |
| 期待する成長 | 世界経済全体 | アメリカ経済 |
FPとしては、
- 迷ったらオール・カントリー
- アメリカ経済を信じるならS&P500
という考え方がおすすめです。
どちらを選んでも、長期・積立・分散投資を続けることが重要です。
初心者が避けたい投資信託
投資信託なら何でもおすすめというわけではありません。
初心者は次のような商品には慎重になりましょう。
- 信託報酬が高い商品
- テーマ型ファンド
- 毎月分配型ファンド(仕組みを十分理解していない場合)
- 値動きの大きいレバレッジ型ファンド
魅力的な言葉だけで選ばず、運用方針やコストも確認することが大切です。
FP2級が考えるおすすめの選び方
FPとして相談を受ける中で感じるのは、
「良い商品を探すこと」より、「続けられる商品を選ぶこと」のほうが重要ということです。
投資信託は、数年ではなく10年、20年と保有することも珍しくありません。
そのため、
- 分散されている
- 信託報酬が低い
- 長期運用に向いている
という条件を満たす商品を選び、相場が下がったときも慌てず積み立てを続けることが、資産形成につながります。

「一番いい商品を探すより、長く積み立てられる商品を選ぶほうが大切なんですね。」

「その通り。投資は『続けること』が結果につながることが多いんだ。」
よくある質問
初心者にはどの投資信託がおすすめですか?
低コストのインデックスファンドがおすすめです。
特に、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
は多くの投資家に選ばれています。
オール・カントリーとS&P500はどちらが人気ですか?
どちらも非常に人気があります。
世界中へ分散投資したい人はオール・カントリー、アメリカ経済の成長に期待する人はS&P500を選ぶ傾向があります。
投資信託は毎月積み立てたほうがいいですか?
長期投資を考えるなら、毎月一定額を積み立てる方法が一般的です。
価格変動の影響を平均化しやすくなるというメリットがあります。
まとめ
NISAで投資信託を選ぶなら、まずは信託報酬が低く、長期・積立・分散投資に向いているインデックスファンドを検討するのがおすすめです。
特に、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、多くの投資家から支持されている代表的な商品です。
FP2級としておすすめしたいのは、「今、一番人気の商品」を追いかけることではなく、自分が納得して長く保有できる商品を選ぶことです。
投資は短期間で結果を求めるものではありません。自分に合った投資信託を選び、NISAの非課税制度を活用しながら、コツコツと資産形成を続けていきましょう。