今回は株式投資です。待ってました!って感じです。
投資の種類の中でも、かなりポピュラーで人気ですからね。
先生、私、投資をすると決めた時から、絶対に株式投資と決めていました!
おお、それはまたどうしてですか?
なんでって、ずっと「投資」=「株を買う」だと思っていたからです。それ以外を知らなかったので。
確かに、そう思っている方も多いです。でも投資にはたくさんの種類があるんでしたよね?
ですから今回は、数ある投資の中の1つとして「株式投資」を学んでいきましょう。
はい。「株を買って投資をする」ってどういう事なのか、詳しく知りたいです!
投資の種類をおさらいしておきたい方はこちら↓
「株式投資」と「他の投資」の大きな違いは?
まずは、株式投資とその他の投資の大きな違いはわかりますか?
えーと、買った時よりも高くなった時に売れば儲かる!それから、「配当金」とか「株主優待券」がもらえます。
確かにそういう一面もあります。
全体としての違いもしっかり確認しておきましょう。
なんか、難しいですけど、株式投資は他の投資に比べて、より具体的にかつ集中的なところ(とある企業や業界)に投資するイメージですか?
そうです。投資家が特定の企業や業界に対して具体的かつ集中的に資金を投じることができる投資手段です。
他の投資方法、例えば投資信託やETF(上場投資信託)は、多数の株式や債券に分散して投資することでリスクを管理できます。
株式は集中的に投資するので、ハイリスクハイリターンですね…。
あ!だから他の投資と組み合わせてリスクを分散させるのがおすすめされているんですね。
素晴らしい!例えば、株式と債券の組み合わせは一般的なリスク分散戦略であり、市場の変動に対するポートフォリオの感受性を抑えることができます。
株式投資入門: 投資の世界への最初の一歩
それでは株式投資について、くわしく見ていきましょう。
投資初心者が株式投資の世界に足を踏み入れる際、まず理解すべきは株式投資の基本概念と株式市場の仕組みです。
株式投資とは何か?
株式投資とは、企業の一部を所有することを意味します。具体的には、企業が発行する株式を購入することで、その企業の「株主」となります。
株主になることで、利益分配(配当)の受け取りや、企業経営への参加(株主総会での投票権)などの権利が得られます。
え?配当金は聞いたことありましたけど、株主総会での投票権なんてもらえるんですか? かっこいい!
これも株式投資の魅力の1つです。保有株式数に応じて投票権が与えられ、基本的には1株につき1票の投票権があります。
株式市場の基本概念
株式市場、または証券市場は、株式をはじめとする証券の売買が行われる場所です。
市場は大きく「プライマリーマーケット(新規公開市場)」と「セカンダリーマーケット(二次市場)」の二つに分かれています。
- プライマリーマーケット: 企業が初めて株式を一般に公開し、直接資金を調達する市場です。このプロセスを「株式公開(IPO)」と呼びます。
- セカンダリーマーケット: IPOを経た株式が投資家間で売買される市場です。この市場が日々の株式取引において最も活発です。
一般的に株をやっている人たちが売買しているのは「セカンダリーマーケット」ということですか?
そういうことになりますね。
株式投資の魅力・メリット
株式投資の最大の魅力は、投資した企業が成長することで得られる利益(キャピタルゲイン)と、定期的に受け取れる配当金(インカムゲイン)です。
配当金
企業が利益を出した場合、その一部を株主に分配するお金です。
配当金は、株式を保有しているだけで定期的に受け取ることができるため、小額投資家でも安定した収入源となり得ます。配当利回り(年間の配当金額を株価で割ったもの)を見て、高い配当利回りの株を選ぶことで、比較的安定した収益を目指すことができます。
お小遣いみたいで嬉しいです。その企業を応援したくなりますね。
株主優待券
企業が株主に対して提供する特典で、商品割引券、無料サービス券、オリジナルグッズなど様々です。株主優待を提供している企業の株を購入することで、金銭的なリターン以外にも楽しみを得ることができます。
株主優待券!早くお店に行ってチラつかせたい。良くしてもらえそう。
キャピタルゲイン(資本利得)
株価が購入時よりも上がった場合に得られる利益です。株式市場は日々変動しますが、長期的に見て成長が期待できる企業の株を選び、保有し続けることで、株価の上昇による利益を目指すことができます。
小額からでも始められる株式投資は、資産を増やすことだけではなく、企業活動への参加や経済への理解を深める機会となります。投資額が少ない場合でも、時間をかけてコツコツと資産を積み上げる戦略を立て、分散投資を心がけることが大切です。また、自分自身で市場を学び、投資に関する知識を深めていくことも、株式投資の大きな楽しみの一つです。
株価が上がった!とか、周りの人が嬉しそうにしていたのはこれだったのか。はやくその中に入りたい。
逆もまたしかりということをお忘れなく。FIREくんの目の色が変わってしまったので、次はリスクやデメリットについても確認しましょう。
株式投資のリスク・デメリット
舞い上がってました。冷静になるためにも、ここしっかりチェックですね。
株式投資を始める際には、そのメリットとリスクを理解し、両者のバランスを適切に取ることが重要です。
株式投資のリスク
- 市場リスク: 経済状況の変化、金融政策、政治的な出来事など外部要因によって市場全体が影響を受け、株価が下落する可能性があります。
- 企業リスク: 投資した企業が経営難に陥ると、株価が大きく下落することがあります。また、業績の悪化は配当の減少や中止につながる場合があります。
- 流動性リスク: 特定の株式に対する需要が低下した場合、想定した価格で売却できないことがあります。
- 情報リスク: 誤った情報や不十分な情報に基づいて投資判断を行うと、損失を招く可能性があります。
とにかく一番怖いのは、「この会社に全部!」という買い方をした後に、株価が一気に下落することです。
リスク管理の方法
- 分散投資: 単一の企業や業種に偏らないように、幅広い銘柄に投資することでリスクを分散します。
- 長期投資: 短期的な市場の変動に左右されず、長期的な視点で投資を行うことで、市場リスクを軽減します。
- 情報の収集と分析: 定期的に企業の財務状況や市場の動向をチェックし、正確な情報に基づいた投資判断を行います。
- リスク許容度の確認: 自身のリスク許容度を定期的に見直し、投資ポートフォリオがそれに合致しているか確認します。
株式投資は、適切な知識と戦略をもって臨めば、資産増加の有力な手段となることができます。しかし、それには市場の変動性とリスクを適切に管理することが不可欠です。
株を買う会社を、業種などもふくめて分散させる。さらに、正しい、最新の情報を取りに行く必要がリスク管理の方法ですね。ひゃ〜大変。
株式の選び方: 成功の秘訣
次は、どんな銘柄を買うべきか。株式の選び方を紹介します。
これ、助かります。良くわからず買った銘柄が、じつは下落するリスクの高い会社だったら困ります。見極めたいです。
銘柄選定の基準
株式投資において銘柄選定は極めて重要です。銘柄選定の際には、以下の基準を考慮することが一般的です。
- 企業の業績: 過去の財務諸表や利益率、売上成長率など、企業の健全性と成長性を評価します。
- 業界のポジション: 企業が所属する業界内での位置づけや市場シェア、業界の成長性などを考慮します。
- 経営陣の質: 効果的な経営戦略を持ち、実行に移せる能力を持った経営陣の存在は、企業の長期的な成功に不可欠です。
- 配当利回り: 定期的な配当収入を重視する投資家にとって、配当利回りは重要な選定基準の一つです。
- 市場の評価: 株価が企業の本質的価値をどの程度反映しているかを評価します。過大評価や過小評価されている株を見極めることが重要です。
ファンダメンタルズ分析
銘柄選定には、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の二つの主要なアプローチがあり、それぞれの特徴を理解し適切に活用することが投資成功の鍵となります。
先生、頭がパンクしそうです。
ではあまり無理をせずに、水色の枠内だけをチェックしてください。大事なのはワードではなく「なにを基準にすして銘柄を選ぶか」です。
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テクニカル分析
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